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Posted by naturum at

2017年08月31日

マイボート出船

半月経ってしまいましたが、チビちゃんの釣果です。



8月13日に館山湾の船形漁港のスロープ施設より出船する計画を立てました。

船形漁港は関東近郊エリアではミニボート向けとしては数少ないスロープ施設です。

漁港スロープの管理はふれあい市場が管理していて、予約した上でこちらにお邪魔してカギをお借りします。

夏場の海岸は海水浴場をオープンしているので砂浜エントリーは事実上、その大半がルール違反となる。

まあ、遊泳が禁止されている場所とかもあるから抜け道はあるんだけど僕の中では以下のルールが適用される。

『チビちゃんと出船する場合は色々なマナーは陸上、海上問わず守る。』これは横断歩道を青信号で渡るとかも入る。

これは親としての責務であると常日頃から考えている事。完璧は出来ないけど、意識すればスタンスは向上するものだ。



で、スロープを申し込むにあたり不安なのは我が愛艇。実は、コンソール系の電源廻りも含めて一日フル稼働する機会

が無いに等しい。前回出船は湾奥のシーバスでドボンした時。すでに半年近く前の事…それからは忙しく満足にエンジン

すらも掛けてない…で、ドボンした時にペラのシャーピンが飛んでプロペラが回らなくなって船外機を護岸に上げる際に

コントのようにドボンしたわけだ…で、その場で修理復旧して帰還したがちゃんとした環境ではメンテしてない。

仕事の合間に時間を作って準備がてら船外機のチェックもしてみた。一応、8馬力は問題は無さそう。ならば近所の河川に

持ち込み色々とテストしようと画策。そこへチビちゃんも参戦すると言う。最近は釣りもさせてないし連れて行くことにした。

地元河川は干満時差で海とは大分遅れて満潮時刻を迎える。そこから下げが始まり流速も早くなる。そして、地元河川で唯一

ボートがほぼまともに下せる場所があるのだが、大潮干潮時になると引上げ作業は地獄そのものの作業となる。

で、水位が高い時間帯に引き上げたいが22時頃スタートで戻りは恐らく深夜…夏休み期間中でないと子供には少々厳しい。

ポイントは明暗やシャローと色々あるが、勝負が早いのは某橋の明暗部。ここの流芯近くには陸っぱりで捕りきれない魚が

多少なり残っている。出船場所からは20分程度走れば着く。ボートのセットアップを済ませて進水、出航する。





一応、エレキも積んできたが多分使わないだろう。川の釣りは操船が忙しく、一箇所で『ピタッ』とステイさせる必要がある。

なので僕は操船中心。ポイントについて早速明暗へキャストさせる…が、しばらくぶりのルアー釣りなもんでキャストが

なかなかうまくいかないようで、何投かは練習みたいな感じ。そのうち明暗をしっかり捕らえだしたが、なにしろ動作がまだ

ぎこちない…後ろ確認して、ベイルアーム起こして、投げて、ベイルアーム戻して、ハンドル巻いて…これを一つずつやる。

だから着水したルアーはガンガン流されて行く。選んだのはスミス ウェービー85Sのチャート。この川での王道カラーは

なぜかチャート。それは過去の釣行でも顕著に出た。そして水深や泳層を考えた結果だったのだが、僕の予想とは裏腹な

パターンにヒットが連続する事態に…まずは、45センチくらいのシーバスがヒット。ドラグの滑り出しがあまりよくない…

竿はチビちゃんのダイコー ブルーダー、リールはチビちゃんのアルテグラの古いやつ。実は、僕とチビちゃんとでかなりの

台数の古いアルテグラを所有していて、メンテナンスが行き届いてない…特にドラグはノーメンテに等しい。一応は調整して

渡していたつもりが、竿とのバランスが取れなくて糸が出ない状態。それで、ゴリ巻きしたから船縁にシーバスが激突。

その弾みでバレてしまった…でも、チビちゃんご満悦。そりゃそうだ。初めてキャスティングで手元まで魚を導いたのだから…

管理釣り場でもヒットはしてもキャッチはならず…その反面、フライでは普通にゲットしていたのでルアーを投げる回数が減る。

その後も僕は船をピタッと着ける努力だけをこなし、チビちゃんは投げつづける。4ヒットまでは掛けてバラしての一進一退。

そして時刻も23時30分。そろそろ戻る算段をつけないと片付けて帰宅する頃には1時を過ぎる。僕はチビちゃんに声を

掛けた。『あと何回か投げたら上がろうね。』、チビちゃん『うん。もうちょっとだけ、がんばってみる。』その直後だった…

まさに数投後、時間にして5分程度か…またもやヒット。僕はチビちゃんにじっくりやって良しと指示。同時に微速でポイントから

船を切り離す。一度、船の真下に潜られたがペラに巻かれない様に気をつけタモ入れ。無事にランディング成功。これで一安心…



実は僕も最後に数投しましたが、僕のルアーにはバイト無し。なんであの縦引きスローパターンにヒットするのかが疑問です…

着岸、片付けして帰宅はやはり1時を回った。片付けに引き上げ込みで1時間程度は見越さないといけない…



で、一日インターバルを空けて今度は海仕様。館山湾へ出船。が、こちらはブログに載せる内容は…















実は他の人のブログを帰宅後に見ていて、見かけた2馬力艇が居た事を確認。どうやら、朝4時から準備して出船していたみたい。

僕はその船が叩いた後を回っていた様だ。ご丁寧に海図のプロットデータまで付けてあったので間違いないでしょう…

まあ、最初の目的はシイラやソウダ狙いの道具立てで途中からアジ釣りに変わっていったので、まあこれは仕方ないですね…

まだ、根に着ける動作が苦手なんで今後の課題です。9月は計画だけは2回程度練っているので後はやる気と天候次第ですね。  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 18:53Comments(0)釣り

2017年08月25日

2017年夏 今年もやってます。

今シーズンも始まりました。

更新が2ヶ月近く遅れてしまいましたが、7月3日に今年も無事にキハダマグロをキャッチできました。



昨年は大ボイルからヒットするも、まさかのラインシステムからのすっぽ抜け…

その同じナブラから同船者の女性の方は27キロをキャッチしました。抜けたのは恐らく同じくらいのサイズでしょうか…

その悔しさから、僕は通いまくりました。しかし、状況は好転する事はなく僕が通える範疇では誘い出しの水柱バイトまでが

限界でした。でも、実は今年のヒットにまで繋がる大事な1バイトになっていました。

僕は実は誘い出しは苦手ジャンルと言うか、ボイルに投げ込む釣りの方が単純明快と言うか分かりやすい為か得意なパターン

としてこれらのルアーを多用する様になりました。カウントダウンのシンキングの釣りはハルシオンシステムのハルシコ60g

そしてダイワ オーバーゼアーの各サイズ、マングローブスタジオ ボラドール130S や アトゥーラなどを使います。

そして、誘い出しにはガストンのT-2 190mm。でも実はもう一つのルアーを入手してからそっちを結構投げ込む様になりました。

マニュファクチャーナリマンの秋刀 SP-2です。ボディーは180mmでウェイトは70g程度。でも、実際に投げてみるともっと

重い様に感じます。これは、ルアーのウェイトバランスと抵抗の少なさに起因するんだと思います。中古で購入したのですが

同時にナリマンの弾丸も買っていました。最初は交互に使い分けていましたが、飛距離は同じくらい良く飛びますが操作性が

僕には秋刀の方があっている様に思いました。この操作性の話、実は最重要課題だと深く考えるようになりました。

この考えは実は一昨年にゲットしたキハダの時におぼろげに感じました。その時の同船者でゲットしたのはプロショップMOGI

の里見店長と凄腕アングラーの山木さん。実はこの二人、しっかりと決め球とも言えるルアーを持っていました。

そしてそれらをキチンと使いこなしています。この『使いこなす。』って言う事が実はすごく深く難しいけど確実な答えの一つ

と言う事に気がつきました。里見店長の決め球はカーペンターのKLL 003A。これはBC-γ60Lモデルの原型です。

カーペンターのKLLは所謂、ファクトリーチューンドモデル。メガバスのITO見たいな感じでしょうが、開発のエネルギーは

けた違いにカーペンターが勝っていると思います。これはそのジャンルのスペシャリストが開発、製造するから見えてくる

ビジョンであり、マルチメーカーとなってしまった会社ではなかなか真似の出来ない話なんだと思います。

一方の山木さんは、小田原にあるハンドメイドメーカーの萬葉ベイツのテスターでもあります。この萬葉ルアー。実に美しい。

その姿、形は魚以前に人間が喰らいつく要素がたっぷり含まれています。そして、こちらも開発者の坂本氏がアングラーであり

『自分の欲しい物を具現化している。』そして、『このルアーであの魚も釣ってやろう。』と言うスピリットの基に作られていて

凄いのはルアー1体1体にシリアルナンバーを刻み込み管理をしていると言う徹底振り。この話はまた後半にするとして、その使用

しているルアーは萬葉 180LPF Type-Hを基準に各サイズ、種類。僕は当時、お二人のアクションの付け方やルアーの動きを監察

させて頂きました。どちらも入手困難品ですが、僕は試しに萬葉ルアーを数本手に入れてみました。そして、今年の釣行にも

しっかり持ち込みました。今年は仕事の加減が中々忙しくて、7月初旬まで江東区のとあるマンションの修繕工事の監督をして

おりました。で、この現場が『常駐管理』と言う現場。つまり『現場に居ないといけない』現場です。ただし、これは戸締りを

含めた防犯や作業場の安全の管理、そして工程管理が整えば一日くらい空ける気になれば空けられる(笑)。その為、必死に工程

を管理して居住者や管理組合、設計監理の信頼を勝ち取りなんとか足場もバラして一日程度なら何とかなる空気を作り出しました。

それと同時に6月初旬から黒潮の動向や各船宿等の釣果を分析し続け、自分なりの答えをはじき出します。そのタイミングで

たまたま伊豆下田 手石港にある恵丸さんに乗合の空きがあるのを確認して3日前に予約を入れました。相模湾内でも多少の釣果

は上がっていましたが、僕は一勝負掛けることにしました。何の根拠無しに選んだのではなく、今の自分の感覚や色々なものが

正しければ下田まで行くのが正解だと考えをまとめていました。確かに距離も倍以上で時間もお金も余計に掛かります。

でも近場で少ないチャンスを追うよりも、少しでも確立が高い場所へ行こう…そう決めました。これでダメなら僕の腕、運や

読みと言う人間ソナー的な部分がダメなのだと考えよう…そして、この釣行にまた奇跡の光が差し伸べました。ウチのカミサンです。

実は過去に手にしてきたキハダマグロ。これらの釣行前日にお告げがあります。『なんか、釣れる気がする。』これが有言実行

になります。本当、女の感は恐ろしいと言うか、なんと言うか…でも、これが嘘みたいに当たるから怖い。そして、お告げは無理矢理

引き出しても釣果には繋がらない(笑)と言う実証も数多くこなしてきました。今回の釣行は色々なものがドンピシャにはまりました。



手石港に一番のりについた僕。ただ、初めての船宿で勝手も分からないので誰か来るまでは準備もせず待機。この時近くの神子元灯台

では恐ろしい強風が吹き荒れていました。出船決定になっただけでもありがたい。そして、船は出船。人数も少なく空いた場所にて

暫しの仮眠…ポイントに到着する頃は明るくなっていました。しかし、ポイントは相模灘。風で出来たウネリ波が押し寄せます。

僕は前のデッキの広めの場所に入れました。おかげでフルキャスト出来ます。誘い出しの展開で始まり船中ヒットがポツポツ始まります。

僕も萬葉180LPFからスタートしましたが、ロッドが長いためにジャークしきれず、また波が高すぎて推奨フックセットでは多少なり

軽いのか波ウネリにうまく潜らせる事が出来ません…『へたくそだぁ…』しかし、周りにはキメジも含めたヒット。そしてトモ側では

20キロクラスのキハダが上がりました。これはまだ湾内に突入する前のフレッシュな群れを叩けているんだ…そう思えました。

僕はルアーを萬葉からナリマンに変えました。これは僕の竿のふり幅や長さを考えての事で、秋刀をショート気味にジャークする展開です。

つまり今の僕では完全にルアーに遊ばれている状態でした。萬葉180はロングジャークによって気泡をまとわせる様に操るのがベストの様で

今の状況だと満足に水中にダイブしていません。これでは釣れる魚も釣れません。ナリマン 秋刀だとショートジャークでダイブさせる事

が出来ました。『今のこの状況で自分に合っているのはこのルアー』素直にそう思いました。確かにこれで釣りたいって言うルアーは

たくさんありますが、そのルアーがもつポテンシャルを引き出すにはイメージをしっかり持つ事が大事で、入門者のほとんどの人が恐らく

『みんな使っていて有名なルアーだから釣れる』って思って使い始めるけど、多分満足に仕事をさせていない状態なんだと思います。

一番の近道は、釣れてる人の釣れた時の動作をパクる(笑)事だと思います。そしてどんなにフレッシュな魚でも船に寄って来る限度が

あるわけですから、飛距離は大事です。僕の投げるナリマン 秋刀に直ぐに答えが出ます。ドカンと衝撃!!ヒットです。が、荒れる海

ミヨシヘ上がる様に促された時にラインテンションが緩みました。次の瞬間には既に重みは消えていました…でも、この日は本当に運も

良かったのでしょう…続くキャストに直ぐにヒット!!今度はバラすまいと、追い合わせを執拗に入れました。さらにキャスト前にドラグを

少し締めました。さっきのドラグテンションでは合わせが足りなくなると感じたからです。海は更に荒れる一方。僕はミヨシまで膝這い

で移動しました。つまり立って歩いて移動が困難なくらい海は荒れていたのです。恵丸さんには前に椅子がついています。そして僕は

ミヨシを回って、この椅子に座ってファイトしました。そう。短時間で確実に獲る為に…魚は多分、自己最短タイムで上がってきました。







後の自宅検量でちょうど20キロのキハダを無事にキャッチできました。後で分かったことですがこの魚、内臓に多少の疾患が合った様で

内膜に穴があき、身に多少の損傷がありました。多分、それで体力も落ちるのが早かったのでしょう…

その後もナリマン 秋刀に水柱!!竿に一瞬だけ重みが掛かりましたがヒットせず…結果、3バイト2ヒット1ゲットでシーズン初戦を

無事に終了できました。現場も無事に終わりシーズンスタートから順調のようですがここで完全に魚を見失います。

そこから現在まで都合3.5回の出船でした。7月13日に仲間内でのプレジャー初出船を計画しましたが、海悪くポイントへ向かえず…

2時間程度、東京湾内久里浜から観音崎周辺の風裏、時化裏をクルージングして終了。



実はこの時、三浦半島 長井の定置網に168kg?のクロマグロと推定4トン以上のキハダが突入!!

その翌日、7月14日に僕は二宮丸さんを仕立てていました。予想通りの厳しい展開で、江ノ島方面へと船を向けてもらいましたが

定置を抜けた魚に出会えず…殆どの魚が入ってしまったのでしょうか?そして唯一あった大チャンス。僕は誘い出しにヒットさせるものの

足元に置いていたもう一本の竿に気を取られて合わせが甘くなりバラし…後ろでは船長の『何やってんだぉ~っ!!』と言う怒号(笑)

船長、ゴメンなさい。数少ないチャンスでこれを取らねば後がない事を分かってらっしゃったのですね…本当、詰めが甘いです…



大体、魚をばらす時は何かに気を取られての合わせ不足が殆どで、逆にキッチリ追い合わせした魚はちゃんと捕れてます。合わせは大事です。

そして、少し忙しくなり間があきました。台風5号が来た時は最大のチャンスと読んでいましたが、仕事の都合で行けず…

そして7月31日。マグロシーズンは日頃からお世話になってるホームポート、小田原 早川港 平安丸さんに乗船。

しかし、チャンスはほぼ皆無…でも、哲っちゃん船長に地元のお土産渡せただけでも価値ありな一日でした。

あと、一昨年の釣果写真がマグロダービーのポスターに採用されてました(笑)。ちょっと恥ずかしいですよね。



そして、仲間からお誘いを受けて急遽参戦した8月14日。沼津 静浦港 幸松丸さん。実は事前情報でCB-ONEのテスターでプロアングラー

佐野ヒロム氏が乗船するとの話で、一度はプロと同船してみたかったので、無理矢理スケジュールを合わせました。実はこの時も駿河湾から

いったん、マグロの気配が無くなってしまう悪い状況でした。相模湾と違い、駿河湾や遠州灘、外房や日立沖などは魚の回遊にぶつけて出船

しないと結果を出すのが難しいエリアなんだと思います。裏返せばタイミングに当たると凄い事になる…ただ、昨今のマグロブーム。

そんな都合よく乗船など出来ない訳で、釣果情報を仕入れてから行くと既に時遅し…と言うような釣り場です。



駿河湾釣行時、後半に僕は自作のペンシルを投げました。タックルが合わないため、これを投げる為だけに1本だけライトタックルを忍ばせ

試し投げをしました。すると、無数のペンペンシイラが鬼アタック!!ルアーはこれ一つしかないプロトモデルなんで、バイトするタイミング

多少外すようにコントロール。バイト時に一瞬の間を入れると入れ食いルアーに豹変するようです。右から左から無数のシイラがオデコ丸出し

でルアーにアタックしてきます。ジャーク後に一呼吸入れればヒットする感じです。ただ、無くなると洒落にならないんでジャーク・ジャーク

の連続ジャークでアタックを間一髪交わします。同船した仲間の神谷さん曰く『それはシイラ用のペンシルだね。』とお褒めの言葉を頂きました。



あともう一本だけ、プロトの同じブランクボディーがあるので仕上げて使える状態にする予定です。ハンドメイドルアーをやっていて目から鱗

の話を聴きました。前の方でも書いた萬葉。これらをシリアルナンバーで管理している理由。実は萬葉ルアーは『同じ物が二つと無いナマモノ』

と解釈した方が良いのかも知れません。これらのルアーはビルダーの坂本氏が一本一本手作業での微調整後に出荷されます。

つまり、セッティングの段階で他のルアーと同じ状態になっていくのです。これってルアーを少量でも量産化した経験がある人ならちょっと

びっくりする話です。中通し式のダイビングペンシルだからこその話でして、それでも萬葉ルアーは基本は貼り合わせ構造です。

つまり、製作精度とセッティング精度と二つの精度を極めていく大変な作業です。ウッド製ルアーの量産化は非常に難しい話で、どうしても

ばらつきが多々発生してしまいます。それを更にセッティングで詰めて行く。極端な話ですが、二つと無い別物をうりふたつに仕上げていく…

これって大変な作業ですよ本当。貼り合わせのルアーの量産経験があれば尚、驚きの話です。そして悟りました。

『ハンドメイドルアーって、まったく同じ状態に作れなくても良いんだ。むしろ頭の中のイメージの再現性が一番大事なんだ…』

ルアー造りって、本当に奥が深いです。なんか、またルアー造りに熱を入れる事になりそうな予感…



今シーズンはまだまだ、後少し出船したいと思ってます。今シーズンは去年の半分程度の出船状況ですが、しっかり状況を読んで

良い内容の釣行にしたいと思います。まずは、イメージ通りにルアーを動かせる練習、そしてそのイメージをしっかり確立できる事だな。


  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 23:02Comments(0)釣り

2017年02月28日

今年の初釣行

年明けから…と言うよりも、昨年末から釣り納めが出来ないまま新年を迎えた。

いや、正確に言うと釣り納めにするべき釣行に2回程出かけました。一つは仲間との外房ジギング。

これはサワラのバラシで終了…そして、本命にするはずだった餌釣りのイナダ。僕は完全に釣り方を間違えて

船中唯一の本命ゼロ…終了間際に常連さんからレクチャーを受けるも、バラして終了…

これで完全に釣り納め失敗…そうなってくると、どう言う訳だか釣り始めにも行けなくなる。

仕事の都合もあるが、一番は予算的な話。年末年始にいろいろ動いていたが、肝心なお金がついてこない…

入っても右から左に消えていく…まぁ、その分を少し遅れて持ち越していると思えばまだ救われているが

実際、予定外の出費が結構多かった。その為、どうしても削るべき部分に当てはまるものは、後回しになる。

まあ、そんなこんなだとストレスはマックスになってしまうので、ヤフオクカード払いにて新たなる趣味?の

品物を買ったくらいで…釣り場から非常に遠のいているのが現状です。


そんな時はボート出船と行きたい処ですが、先日に愛車の軽バンが追突事故の被害に合い積載車両が無いという現実。

しかも、大して被害も無いので実費修理分で終了でしょうね、恐らく…まあ、会社の契約車輌なんで僕には実害も無く

『なんだかなぁ…』って感じです。

で、この時期は湾奥方面のバチ抜けシーバスを狙いに行くというライフワークがあります。

今年初釣行は陸っぱりシーバスに決定しました。春一番以降、南風の強い日が続いていたので実際、興味津々です。


2月26日の日曜日。18時半頃からの実釣スタート。タックルは数セット持ち込みましたが、この日のメインは

昨年暮れにタックルベリーのガラクタ箱から回収してきた、リョービ イクシオーネのスピニングロッド。

グリップのカーボン風に惹かれて大分前にベイトロッドは購入して持っていたので、そのシリーズって感じです。

が、この竿。やはりバスロッド。硬さとベンドの粘りのバランスが悪い…合わせを積極的に鬼掛けしていかないと

掛かりが悪い。と、言うのもこの時期のバチを意識したシーバス固体は低活性状態になると捕食がかったるい…

ついでに言うと、しっかり口に掛からないからエラ洗いも無かったり、しかもエラの外側にフッキングしやすい。


つまり、強引に魚を寄せようとすると身切れやエラフッキングになり易い。結果的に僕はロッドのベンドでいなして

魚を捕るようにしていて、プラスアルファ的な部分をドラグでファイトする様にしている。

それが、ロッドをファイトのメインに据えることが出来ない『この竿』はドラグでしか戦う材料が無い…

無理すれば確実にバレる。

開始早々に1ヒット。ルアーはナイトレイド80Fのチャート。が、掛かってすぐに様子がおかしい事に気づく。

『跳ねない…スレか鯔か…?』結果的にこの魚はファイト中にあっさり外れてしまってた…

その後も色々な攻め方でセイゴサイズをヒットもフッキングせずに、すぐに外れる…

『あれ?なんか手応えが…』さすがにドンくさい僕でも、この竿の特性と今の釣り方が合っていないのに気が付く。

しかもバスロッドはグリップが短いので、これまた扱いにくい…

『せめて一匹くらい魚欲しいよな…』

が、予想とは裏腹にポイントの魚が少ない状況はどうにもならない…

ベイスラッグを使った、際攻めリフトフォールにバイトが出るも、捕りきれない…

後半戦にストラクチャーゾーンからオープンエリアにポイントを変えてみる。

このオープンエリアは言わば『バチ抜け用』なのだが、水中に点在するストラクチャーにスポット的に魚は残っている事がある。

まあ、それは『叩かれていない』と言う事実が前提の話なのだが。

ナイトレイド80Fのチャートでフォローで探っていく。3投目くらいで、水没(沈船?)ストラクチャーの際からヒット。

案の定、前述のドラグファイトの展開になってしまった。なので、魚の体力が直ぐには落ちない。しかも掛かりも悪い。

『これ捕れないと、今日の魚は無しだなぁ…』そう思い、慎重なやり取り。

しっかりおとなしくさせてキャッチ。54センチ。やはり、エラの横から下に向かってフッキングしている。
この状態で調子に乗るとダメージの大きい固体を作り兼ねない…







これにて終了。実釣1時間。まあ、魚が見れてよかった。

が、その後に凡ミスを一つやらかしました…

ボートの出船場所の確認をして歩いていた時、とある場所でサンダルで木の枝を踏み抜き貫通して足に刺さりました…

当然、結構な出血…そして、その後の激痛…まあ、翌日に病院で見てもらって大事には至ってなかったのですが、まあ本当

『なんだかなぁ…』って感じです。

知ってる人もいると思いますが、ウチのチビちゃんもサッカーで剥離骨折と言う状態でして…



まあ、最悪の事態にはならないですが不幸な出来事が続いています。が反面、欲しいものは入手しやすいと言う変な感じです。




まあ、無理はせず今年は初心に帰って色々と進めていきたいと思います。  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 16:06Comments(0)釣り

2016年12月05日

管釣りと乗り合い

今回の釣行記に2本立てです。まずは、管理釣り場のバーベキューフィッシング。

11月の最後の日曜日、27日に神奈川にある管理釣り場にいってきました。

場所は宮ヶ瀬湖上流のリヴァースポット早戸です。ここは、釣り場の横にバーベキューエリアがある貴重な釣り場です。

なかなか、バーベキューしながら釣りもするって場所が無いんですよ。鹿留の様に、釣り場が良くてもバーベキューは

別棟行けって場所がほとんどだと思います。ウチのチビちゃんは2回目のフライフィッシング。

前回、昨年ですが一人で振れるようになって今では、道具の準備だけしてやれば自力で釣りが成立する様になりました。

で、合間に僕もルアーもやるんですがナイスサイズがヒットしました。しかも、チェイスからチョイスに変わる瞬間が

全て丸見え。一度、見切ったかと思いきや再びアタック、ヒットしました。管理釣り場のしかも、ポンド以外の魚で

こんな風にデカイのが来るってなかなか無いんですが…結構、すれてますからね。ヒットスプーンは20年前の代物。

で、ロッドは管釣り用なんでドラグを極力うまく活用して捕りました。ランディングはチビちゃんにお願いしました。



うちのチビちゃん、なんか釣りの基本動作の流れをしっかり理解しているようで、今回はカミサンが動画を撮影してた

のですが、ヒットしてから自分で横移動してネットに手を掛ける動画が取れていました。これには少々、驚きました。








なかなか、大人でも釣りになれていないと次の動作に移行できないもんなんですがね…



そんなこんなで、しっかりバーベキューフィッシングを堪能してきました。

現実社会に戻り、仕事をしていると色々とまあストレスになる話が多々出てきます。『こりゃ、ガス抜きが必要だ。』



そして12月3日の朝、会社に出社してあくる5日の月曜に必要な資料を怒涛のごとくプリントアウトして30分で業務終了。

『有休』と黒板に書きなぐり、そして帰宅して少しの仮眠の後に出発。目的地は川崎 つり幸のイシモチ午後船。

出船20分前とあり結構ギリギリで釣り座もままならない。ミヨシで準備を始めた僕に船長が『危ないから中座ってね~』

そして常連と思しき人に声を掛けていた。その常連のおじさんはミヨシ側の一番前。それに続く3人グループのおっさん

に声をかける『ちょっと前か後ろかずれてやって』そんなニュアンス。が、このおっさんの返した言葉は意外な言葉。

『あ!!人に物頼むときはお願いしますだろ!!初対面なんだからよ!』むむ…常連のおじさんは空気を読み『それはすみません』

と頭を下げた。僕はそのおっさんと常連のおじさんの間に入る。僕は常連のおじさんに頭を下げ『ありがとうございます』と

つたえ準備を始めた。持ち込んだタックルは3本。ひとつは船竿の柔らかいやつだがこれは万が一、アジ船に乗る事態に

なったときの保険。メインは2本のバスタックル。ひとつはブルーダーのグラスロッドのサポート用に買った竿。

スペシャリスト グラスロッド。それにベイトリールのTD-SとPE1号の組み合わせ。

もう1本はダイコーのジャッカーと同時に購入したパーツ取りの竿。カリスマスティックのガイド交換品。

これにABUの4601CにPE1号の込み合わせ。そして、隣のおっさんグループにも視線をやる。するとこのおっさん、船で

『ライフジャケットない人は、船長に言ってくださいねー』と何度もアナウンスがあるにも関らず、ライフジャケットを

つけていないようだ。そう、餌つりの初心者向けの船は未だにこの程度のレベルなのだ…

僕は思った。『このおっさんに釣果では負ける訳にいかん。』ちなみに僕も初心者です(笑)。

実はイシモチ船に乗るのは今回が初めて。まあ、プレジャーボートで釣った経験はありますし自分の船でも狙って一匹ですが

釣ってます。でも、専門船は初挑戦です。船は出船し、ポイントに滑り込みます。『あれ?ここ知ってるぞ…』

そう。そのポイントは昔、某O谷キャプテンに連れて行ってもらったイシモチポイント。しかも、その時が初プレジャー。

このO谷キャプテン。実は知る人ぞ知るキャプテンで実は当時、某カリスマシーバスアングラーと共同で船を維持していた

そのうちの一人です。当時は僕もTSST等にも参戦していて某カリスマアングラーも一応顔見知りの一人です。

まあ、その話は置いといて僕は最初はセオリー通りのちょんがけで。が、強烈なアタリもすっぽ抜け…

そのうち、常連のおじさんはイシモチをキャッチ。隣のおっさんもイシモチキャッチ。僕は少々考えました。

『自己流で行くか…』それはいつものちょい投げやハゼ釣りにも共通する『針に掛かる餌付け』です。

これは、まっすぐ垂らしてとか見た目は無視の針をなるべく隠す、針に沿った掛け方です。更に針の先にも小さい餌を。

そう、餌を短くして『かじったら掛かる仕掛け』を目指します。そこからヒットの連続。掛かる度に無言のプレッシャーを

隣のおっさんに浴びせます。隣のおっさんは1本竿の手持ちプラスキーパーですが、僕はここで2本目の竿を出します。

ただ、僕のスタイルはキーパー無しの野置き式。右の常連おじさんも2本竿だけど、それともちょっと違う。

1本目の竿はグラスを手持ちにして使用。これは底立ちをとりながらも誘いで掛けるシステム。そして2本目のカリスマは

シーバス用のベイジギングに向けて用意した竿でもある。また、前夜に錘の重さをはかりで計測。実は僕の中での道具立ては

15~25号をグラス、30~35号をカリスマ。こんな組み方を考えていた。が、ポイントは水深20mあるか無いか。

錘は20号。これなら、カリスマを置き竿にしてアタリを見れる。カリスマはバイトが出ると竿先に明確に出る。

しかもイシモチ程度なら向こう合せで、掛かった時に竿を持ち上げながら合わせれば良い。

右の常連のおじさんはボトムを引きずっているようで、しょっちゅう竿をあおって根掛かりを外している。

僕のヒットは上針がほとんど。なので、カリスマは棚をやや上に設定。ハンドル半回転プラス置き竿の傾斜で底を切る。

対して手持ちのグラスは、ほぼ30秒毎に棚を取り直す。たまに食いの間を入れる。そうすることにより、急な棚の変化でも

置き竿のカリスマも含めて、まとめて地形を把握して対応できる。そんなこんなで納竿の時間までコンスタントに釣れ続く。

最初に僕を『超初心者』だと思っていた常連のおじさん。〆用のハサミを貸してくれたが、後半の釣れっぷりを見てからは

声も掛からなくなった(笑)。でも、当日の釣果はスソ5~竿頭36で僕は27尾なんで、別に特別釣れたわけでもない。

ただ、置き竿でも積極的に合せて行けばその位は普通に釣れるんだと思う。で、左のおっさん。僕は隣のおっさんが釣る度

ざっと勘定していた。まあ、ざっとですが(笑)。多分10尾あるか無いか。最後に常連のおじさんが、船宿報告の為に

皆の釣果を聞いて回っていたときに、また『さっきはすみませんでしたね。』とおっさんに声掛けてた。

でも、僕の心の声は『ざまぁ(笑)。釣りには愛想も必要な道具だよ。おっさんにはそれが足らないから釣れねぇんだよ。』

あの、おっさん。多分、僕との釣果差は竿の本数としか思っていないだろうけど、乗り合いで置き竿でトラブル無しに

やりきるには、効き竿と棚取りだよ。僕は置き竿でもしっかりやりきった。もらいお祭りが2回合ったけど、それは裏側の

右舷の初心者さんの放置した仕掛けと右の常連おじさんの根掛かりに巻き込まれたお祭りのみ。

だって、錘の号数を統一して棚を少しだけ底切った状態ならラインの太さ以外は仕掛けの動きは同調するはずだしね、

まあ竿が近すぎて最後の方で自分で2回程、自爆お祭りあったけど別に自分の中だけなら問題なし。まあ、これは魚による

仕業っぽいですが。今回、釣行の写真は撮りませんでした。まあ、リフレッシュのつもりでしたんで。

で、翌4日の日曜にマイボート出す予定でしたが、風の予報見ると半日しか持たないようで僕は取りやめにしました。

出船していた友人にわちゃんによると、かなりの荒れ具合に変わったそうで…僕の船は、はっきり言って準備が大変です。

半日程度しか釣りにならないと、かえってストレスを貯める結果になってしまいます。今月は後半までちょっと時間的に

厳しいのかな…










  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 01:36Comments(0)釣り

2016年10月25日

永い間、更新しなかったですが、復活です

一年以上ぶりのブログ更新です。

まず、更新が止まった理由を書かせていただきたいと思います。今回は長文になりますが、釣りの話は無いです。

前回更新は昨年のマグロをキャッチした時。小田原 平安丸にて奇跡の『マンタパターン うとうとジャークバージョン』
にてゲットできました。そして、その後も数回はマグロ釣行してました。まあ、収穫はその時の一本だけでしたが・・・

そして昨年の11月7日。ある意味、運命の日でありブログの更新を止めることを決意した日でした。
最初に種明かしするとこの日、千葉の内房エリアにて自分の船で出船していた際に海上保安庁の臨検を受けることになりました。
そして、結果的に違反条件があり館山分室に後日出頭、取り調べとなりました。そして、その経緯の中であまりあり得ない
貴重な体験もしてきました。結論から、話すと処分無しの不起訴になりました。今回は、つらつらと永い話を書いていきます。
ブログは結論が出たら更新再開しようと決めていました。


昨年の秋、僕は湾奥のとある場所で出船をしていました。その時はまだ、入手したスズキDT6 6馬力及びDT8 8馬力の2台の
船外機はデビュー前でした。夏に観音崎でエンジントラブルで出船中止にしてから、簡易メンテナンスを実施。
使用していたエンジンはトーハツ357 5馬力。不調原因は燃料フィルターのつまりの様でした。キャブと一緒に簡易メンテナンス。
夜の運河へと進みます。これ以前に一度、同じエリアのエントリーを計画しましたが風が悪く明け方に何もなく撤収しています。

そのため、一尾でも魚に触りたい一心で沖に進めていきました。とある橋脚に差し掛かり試し投げの数投目、不運が始まりました。
エンジンがストップ…再指導を試み、何とかスタートは出来ました。この時、既に燃料フィルターを疑っていました。
普通に動き出しました。僕はその後、大きな間違いを犯すことになります。当日は風も穏やかでしたが、遅くなるにつれて
風が強まる予報でした。僕はすぐに船を出発地点に向けなおしました。ここまで航行距離にして1キロ程度でしょうか…
この橋をくぐり、その先には大好きなポイントがありますが危険と判断して引き上げました。
しかし、好調に動くエンジンに僕は過ちを犯しました。『これなら近場の一箇所だけ投げれるんぢゃね?』
そう思い、船をスタート地点と逆の右へと向けました。ここで戻っていたら、違った運命を進んでいたかも知れません。
舵を右に切って、一番近場のストラクチャーに着けようとした時でした…またしてもエンジンストップ。
今度は、何をやってもかかりません…間違いなく、キャブレターだと直感。とりあえず、出船場所は近いのでオールで漕ぐことに…
僕の船は簡易的にオールを積んでいて、クラッチを着けていません。ただ、一本のオールでもカヌーのようにうまく漕げば
まあ、それなりに進みます。ひたすらオールで漕ぎ、潮流との戦いに勝利が見えてきました。『あと20m進めば安全だ。』
その直後から、風向きが明らかに変わりました。そして、漕いでも漕いでも進まない事態に…漕いでは戻されを繰り返します。
『これ、やばいな…』そう感じ、色々と思案しました。アンカーを打つか?いや、アンカーが抜けなくなった時の対応手段がない。
では、風にのって見るか?いやいや、ここは湾奥の運河。ましてや工場地帯。上陸できる場所は皆無だろう…
とりあえず、陸伝いに移動してみるか…が、その陸にうまく近寄れなくなってきた。あとでわかった事だが、この日の東京は
木枯らし一号が吹いていた。まさに僕はその木枯らしと勝負していたのだ。勝てるわけがない…
そのうち、他の船舶が怪しげに僕を見ながら通過していった。普通はここで助けを求めるのだろうが、なにしろ出船場所が
非常にグレーな場所。『どこから出た?』で、一悶着ありそうな気配がムンムン。なので、釣りする素振りをしてやり過ごす。
そして、船はとうとう自力ではどうにもならなくなった…僕は流されながら着岸できる場所を探した。
大きな船が係留されて、風裏になる岸壁があった。命の危険を回避する為にそこを目指す…幸い、僕の船は波きり良く
浅い船縁への浸水は免れている。『まだ、何とかなる…』そして、無事に着岸。体はすぐに上陸、同時に沈むとまずい物は
船から退避。『助かった…』安堵感で力が抜けた。同時に『ここ、どこだ?』運がよかった。そこは運河の突端で一般車も
入れる場所で昔、愛犬ハチをつれてアナゴ釣りにきた場所だった。そして、もう一人いれば、ガードレールの隙間から船も
何とか回収できる。迷惑を顧みず、まず自宅に電話。経緯と無事を知らせ、借りてる倉庫のカギを用意してもらう。
そして、上尾にいる友人にわちゃんに電話。『申し訳ないが、倉庫からスペアのエンジン積んで助けにきてくれ』と依頼。
スペアエンジンを頼んだのは、最悪上架できない時の自力航行手段といて。6馬力は問題なく使用できる状態だった。
程なくして、到着したにわちゃんに助けられて船は上架できた。待機していた間に、車を取りに歩き引き上げ準備をすすめた。
先ほど流されもがいた対岸に一艇の船舶が、サーチライトであたりを照らしている。施設点検か、はたまた通報を受け見にきた船か…
係船された愛艇は波風により暴れ両色灯が脱落紛失し、金属疲労で白灯のブラケットがもげ、船縁は傷だらけ…でも、命は助かった…
アンカー打ってたら間違いなく沈没だったかも知れない・・・判断を間違えたら、とんでもないことになってたかも…
かつて、富津での水没事件もあったがあれは乗船前で命の危険までは感じなかった。しかし、深いトラウマは今もなお残っている。
今回の一件から、出した結論は『はやくスズキのエンジンを使えるようにしよう。』そして修理を進めて試運転も地元河川で行った。
あと、二ヶ月程度すると船舶検査が迫った時期。僕は試運転と称して千葉の海にスズキの船外機2機を持参し、出かけてみた。
これ以前に実は乗合のライト五目船に初デビューし電動リールを初めて使い、電動リールの釣りがどうしてもやりたかった。
頭の中ではわかっていた。『この船外機は検査前だ。ただ、8馬力は以前登録があったはずだから条件的には、まだましか。』
『中間検査で僕の船の積載制限は6馬力って言ってたよな、たしか…。6馬力で沖に出てすぐに帰ってこよう。』
そしてスタートして2時間程度だったか、午前10時半過ぎあたりに、今回の事態になった…大して釣果もなく、細かい魚を釣りつつ
とある場所でアラの小さいの、そしてカナガシラをかけたファイト中だった。気づけば後ろに一艇の大きな船…

JAPAN COAST GUARD

そう、海上保安庁の臨検だった。
『あちゃー…まあ、必要な書類を見せれば、注意警告程度で済むかな?』そう、甘く構えていた。
が、事態は大きくなりあらぬ方向へ進むことに…

僕『この船、6馬力まで積んでいいって言われてます。』
保安庁『そうですか。では、書類を拝見させてください…』それからしばし、なにやら話し合っている…

保安庁『船長さん、ちょっとこちらにきてお話聞かせてもらえますか?』
僕『!!』

そして、そこから色々な事態が発覚していく。まず、中間検査時に登録エンジンをトーハツ5馬力とホンダ5馬力に変えていたのだが
この時に、馬力上限が5馬力に書き換わっていた。そして中間検査時、JCI検査官との口頭のやり取りには以下の会話があった。

JCI『この船は以前は8馬力をオーバーパワーで乗せていたようだけど6馬力が条件無しの積載制限なんだよ。船籍表にもそう書いてあるしね。』
僕『ふーん。でも、8馬力は修理して復活する予定なんで5馬力だけとかにはしない予定ですよ。』
JCI『わかりました。じゃあ、その辺で手続き進めましょう。』

JCIとのやり取りも保安庁に話したが、書類が5馬力の記載になっていて、エンジンは6馬力なんで1馬力のオーバーパワーですねと…

そして出航場所まで連行され、車内まで調べられる。そこには念のため持ってきた8馬力のエンジンが鎮座。

保安庁『これは何ですか?』
僕『いや、以前の登録にあるエンジンですけど。』
保安庁『そうですか、では今日このエンジンは使いましたか?』
僕『いえ、使ってないし出してもいませんよ。』
保安庁『(ふーん…)わかりました、結構です。写真をちょっと撮らせていただきますね。』

結果的に僕は館山の海上保安庁分室に事情聴取のため出頭することに。それとJCIの臨時検査を11月13日に予約した。

11月11日、僕は館山分室に出頭して事情聴取を受け、調書を作成。その調書は検察庁に送致される。様は書類送検ってやつだな。
二日後にJCIの臨時検査を受ける事も合わせて伝えておいた。この時点の罪状はオーバーパワー。

そしてJCIに赴いた。臨時検査の申し込みをして二台のエンジンの追加申請。そして、中間検査の時と同じ検査官が出てきた…
そして、僕は保安庁につかまった事、書類記載の事、色々質問しました。で、例によって検査はというと中間と同じでエンジンの目視のみ…
水槽に入れて始動する事は一切しないと言う、何の為の検査かわからない状態に。そして、検査終了間際の検査官の口から、衝撃的な言葉が…

JCI『この船は問題なく6馬力までは搭載できる船なんです…』
少しの沈黙…そして小声で去り際に…
JCI『間違えちゃった…

えーっ!!なんすか、それ!聞こえちゃったよ…

そこから悪あがきが始まる。
『僕の船は6馬力、そして条件付の8馬力共に認められた。ただ、捕まった日と今日では何の違いもない。』
僕の罪状は1馬力のオーバーパワーだが、そもそもJCIの書類の記載間違いで起こったオーバーパワーだし、実際どうなのよ?
そして、色々調べる。オークションで買った6馬力。これに最近までの使用暦があれば事態が変わるのでは?淡い期待を胸に…
そして、海上保安庁にすぐ電話。JCIとの経緯も話す。夜間の為、館山分室ではなく木更津基地に転送されて、話が少し大きくなってしまう。

僕『すいません。館山分室のIさんをお願いします。』
保安庁『夜間はこちら木更津で受けております。ご用件は何ですか?』
僕『実は…(経緯を説明)』
保安庁『え?て、いう事はJCIが間違っていたって事ですか?わかりました。後日、担当保安官から電話させます。』

そして、やり取りの据え2回目の出頭が確定。そこから館山再出頭の日まで悪あがきしました。
まずは、6馬力エンジンの履歴を調べてみます。しかし、オークションで買ったエンジンには当然、履歴なんか出てきませんでした。
あと、とぼけてJCIにも電話。どうやら、現状の罪状は3年6ヶ月の検査を実施していないエンジンを使用したと言うことらしい。

そして、館山へ再度出頭。追加調書が作られる。やはり、3年6ヶ月と言う条件に引っかかった。が、僕はJCIでの経緯を全て話した。

僕『3年6ヶ月はわかりました。けど、エンジンの始動もしないで臨時検査だって言われても納得できない。』
保安庁『その辺のことは管轄外でよくわかりませんが、各機関に指導はいたします。』

調書もとり終わり最後に僕はひとつ質問してみた。

僕『今回、結果的にオーバーパワーで捕まってますが、もしこれ書類上6馬力になってたら実際、僕の船に上がってエンジン見ました?』
保安庁『まあ、書類上でまず問題がないと判断すれば、そこまでは見ないでしょうね…』

ほら、出たよ。これだよ。まあ、罪は罪として受け入れ反省もしています。ただ、非常にすっきりしない事件でした。
でも、この一言を聞けてとりあえずは落ち着きました。

僕の船は春に検査満了を迎えます。そこで、検査対策を実施。今回の検査でエレキモーターの併用積載と沿岸5海里の航行を申請、受理されました。
ただ、今回はちゃんと水槽でエンジンの始動までやりました。ラッキーなのは不調な5馬力はここでは一発始動…よかった、よかった。

そして、時は流れ忘れたころに出頭要請の連絡。6月7日、東京地検へ出頭することになりました。
そこで、担当の検察官と色々お話をしながら全てを正直に話しました。そして、結果。


お咎め無し。


担当の検察官に最後にひとつ質問してみた。

僕『今回、最初は1馬力のオーバーパワーで始まった事ですが、もしこれ8馬力積んでいたらどうなってましたかね?』
検察官『うーん…不起訴とはならないかも知れなかったねぇ…』

うげ!マジっすか…

よかった。これで、一件落着。

実は検査後の釣行に二回ほど出しました。ひとつは浦賀沖のアジ釣り。こちらは真鯛のポイントとバッティングして釣果無し。
完全にタイミングとポイントを間違えました。

そしてもうひとつはマゴチ釣り。こちらも、ジギングでばらして終了。

完全に不完全燃焼な展開。そして、反比例するように通いまくった乗合船。
こちらは波乱万丈ながら、大変勉強になった一年でした。マグロは捕れませんでしたが、ある意味でターニングポイントになったと思います。

そして、今回やっと船が沖に出れました。9月にあわよくばルアーキャスティングをやろうと出船するもトラブルで中止。
キャブはまあ、再始動できる程度のトラブルでしたが冷却水が明らかに少なく、結果的にインペラを購入。空けてみましたが、ちょっと手を
加えて既存のインペラが再利用可能でした。これで、しばらく様子を見ます。

で今回は恒例のモンゴウイカのエギングですが、何とかカタは見れました。もう一回くらいは行きたいですね。









次回釣行から更新をしていければと思います。








  
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2015年08月14日

永い永い短い夏の始まり?

今年でマグロ釣りを始めて4年目に突入した。



デビューイヤーは大磯 邦丸さんを基準に手探りでの釣行。

が、僕はタイミングを外した悪い状況で乗り続けていた…

鳥山は愚か、ナブラもほとんど見かけない状況を三回程…そして、小田原 平安丸さんへスイッチ

このとき友人のにわちゃんを無理やり連れて行った。シイラがヒットしたりと、まあ何も無いよりはマシな感じ。



そして2012年10月13日。最初のターニングポイント。この日は邦丸さんにエントリー。

ただ、いつもと違うのは開始早々にミヨシにて大規模な鳥山に遭遇できたこと。そして2投目にヒット。

無事にイワシ団子から9.4kgのキメジをキャッチ。ファーストフィッシュだった。船中10キロ無いのが2本。



翌年はミニボートを購入した為、一度きりの釣行になってしまった。

この時は、小田原 平安丸さん。良いタイミングにライントラブルでミヨシを降り、その時が最大のチャンスだった。

同船した女性にヒット。これはこれで良い勉強をさせてもらった。僕は2.2kgのカツオをゲット。



お土産に釣れたキハダの一部もいただいた。船中20キロクラス2本。

そして、3年目の2014シーズン。最初はシーズン前の邦丸さんにて仕立てシイラでスタート。も、シイラすら開幕してない

状況で1ヒット1バラシ。シイラは僕のこのヒットのみ…この時に近日、乗り合いに乗船予定と告げてきた。

そして、その2週間後くらいに邦丸さんにてクルージングを…

シーズン開幕直前あたりだったか、平安丸さんにて乗船。この時はシイラにてトレーニングが出来た。

そして仕立てシイラも入れれば8回目のチャレンジ。運命の2014年7月12日。

この数日前に台風が関東を通過。船宿は時化休み。だが、大型船を多く所有する平塚 庄三郎丸さんは予約無しで受け付けると…

この最高のタイミングに僕は初めて庄三郎丸さんに乗り込んだ。

この時、出船してすぐにソナーに映る魚にキャストしていた際に、僕のロッドにドラム缶のようなアタリ!!

同時にラインは竿を曲げる事無く切れ、ナナツボシをロスト…この事を僕は黙っていた…

そして、僕がローテでミヨシにあがったタイミングで最高の鳥山にぶつかった。

そこからハルシコにて20kg(ワタヌキ)をゲット出来た。初めてまともなキハダに出会った瞬間だった。



その後、庄三郎丸、平安丸と乗り継いでシーズンを終了。ここまで乗船通産10回。

そして、2015年。今年は昨年末からの新築現場のおかげで、6月中旬まで休みが自由に取れなかった…

ゴールデンウィークにミニボートでナイトシーバスからのデーゲームの餌釣りなど、色々と少ないながらも釣行

しつつ、夏が来るのを虎視眈々と見据えていた。まずはシイラ船。



ここで順調にシイラを釣り、今年は物凄くシイラが多くて高活性だと感じ取る。そしてベイトが少ない事も…

今年、二回目の釣行。丁度、一群れ入ったあたりだろうか?そこで物凄い高活性のキハダの小さな群れに遭遇。

ローデッドのフローティングに何度もアタックする姿を目に焼き付けた。

実は思う事があった。今までヒットも少ないがバラした記憶も無い。ラインブレイクはサメかも知れないし

ファイトすらしていないのだから、ヒットに入らない。『そろそろ、しでかすかもなぁ…』

そして今回もライントラブルでミヨシを降りたときに隣の方にヒット。15~16kg位だったか?

そして、最後の30分。ここで、ミヨシに戻った僕にひとつの試練が訪れる。とあるボイルに出くわした直後。

魚は沈み、誘い出しを続行する展開。廻りは皆、トップで誘い出す。ベイトの気配も無い事から僕はハルシコで

少し下のレンジを探ってみた。あきらめムードが漂い、そして猛烈な睡魔にも襲われた…

そんな時、突然ひったくるようなアタリ…そして、一気にドラグが出た。『はっ!!』と我に返るも合わせをしっかり

入れる事を忘れ、先にギンバルに手を掛けた。その瞬間に糸ふけが…『あーっ!!』・・・・・・

そこにはテンションの無いラインとルアーのみが…この時は悔しさよりも『廻りが掛けていない時に掛けた』と言う

変な優越感があった。しかし、冷静に考えると今まで五回釣行で一回の大チャンスである事に気づき、このまま

今シーズンを終えてしまうのでは?と言う不安がよぎる。元々、年間に平均五回乗船なのだから年一匹だ。

下船帰宅後にルアーの増強を図った。まずは、ローデッドのフローティングの購入。そして、在庫余力のある

ガストンT2のフック交換。よりバランスが出るように調整した。更にGT γを検証して『立ち姿勢からのダイビング』の

研究も…ローカルスタンダード ダイブベイトはもって居ないが、ネットの動画などを検証。

そして、ハンドメイドにて浮きペンシルを試作してみた。これで、少しこの手のルアーの特性を理解し始める。



今年のテーマのひとつに『誘い出しの習得』がある。ローデッドのショートストロークな泳ぎを見て、僕も手持ちの

ルアーの補強を図ったのだ。T2の175はローデッドと同じ様な使い方。そしてT2の190はロングジャークに…

フックバランスを調整したのは正解だったのだが、この後はいわゆる『チャンスの無い期間』に突入する。

平安丸さんに乗り込み、ミヨシからメーターオーバーシイラのキャッチを成功させたが、これは仮想マグロファイトだ。

睡魔に負けずに合わせを叩き込む事、そして時間いっぱい最後まで決してあきらめない事を体に刻み込んだ。

珍しく連休で、仲間から声が掛かり連日乗り合いに乗ることに…この時、『チャンスの無い期間』と分かっていて

モチベーションを保つ為にとロッドを新たに購入した。ダイコー スカウトスナイパー88Hである。

そして、庄三郎丸さんより今年四回目、通産14回目。この回もチャンスは無かった…






段々と休みのタイミングが変則になる。まずは休日が全て出勤に変わった。そして平日もキツいハードワーク。

ただ、肉体労働がきついが現場の責任者は会社の後輩である。重要なタイミングさえ外さなければ休みは取れる。

有給休暇が毎年消化できずに消えている現状、ここは遠慮などしない。『金の続く限り出よう。』そう自分に誓う。

そして、いつもと違うタイミングの月曜日。建設業界は月曜は周始めであり段取りの為、休みづらいのが通例。

でも、同じ行動の連続、繰り返しの状態で休んでも影響は無いと判断した。実はこの直前だか直後に大磯 邦丸さんに

乗り合い予約を入れたが、状況の考慮で出船中止を食らってしまう。そして、この回の乗り合いは大ギャンブルに

打って出た船長に天晴れと言いたい。掛かれば大物、居なければ一日が終了と言う展開だった。掛けは負けてしまった。

そして僕の頭の中に色々な考えがめぐり始める。『そろそろ中休みしてマイボートだすかな?』

マグロ出陣を決定し休みの段取りに入った前夜にカミサンから『今回は釣れる気がする』と言われた。

そんな甘くないよ…と返すもこの言葉をこの後、実感するとは予想もしていなかった。

そして、そんななか訪れた2015年8月5日。コマセ船が開始して海の状況は混雑を極め始めた時期。本当は某シイラハンターが乗船する

平塚からの出船を計画してみた。が、大きな心のしこりがひとつある。『どうせなら平安丸のてっちゃん船で捕りたい…』

そして最大の幸運に恵まれた。予約して平安丸に乗船するとハイシーズンにも関らず6人と言う仕立て状態。



そして乗船後、出航した直後に二人のアングラーの存在に気が付いた。普段着では分からなかったが見覚えのある顔。

プロショップMOGIの里見店長と萬葉ベイツの使い手、チーム平安丸の一員 山木さんの姿であった。

そして、出船してすぐにミヨシの右舷側、里見さんにヒットチャンス。何回もあたってして外れを繰り返しヒット。



27kgの立派なキハダ。ルアーはKLL 60γ。そしてまた今回も僕はライントラブルでミヨシを降りていた。『つくづくだな…』

その後、ローテした後もチャンスは続く。今度は山木さん。余裕のファイトで25kgをキャッチ。



この間にγKLLと萬葉のアクションを観察させてもらった。僕が今出来ること。それまで迷いがありシンキングをつけていたが

ここでルアーを変更。全てのロッドにフローティング、しかも普段使わない物も…ただ、T2に関してはセッティングを出して

持参したつもりだった。そして、再びミヨシに…時間は正午を過ぎ残り時間が少なくなってきた。

『最後まであきらめない…』そんな意思とは裏腹に猛烈な睡魔が…そして、最大のチャンスの場面が訪れた。

小規模ボイルにつけた船、その直後に後ろから哲郎船長の怒号にも似た声が…『マンタ、マンタ!!』

ミヨシの左舷に居た僕は左に居た大きなマンタをしっかり確認できた。この右側に3投目をキャスト!!…が睡魔のあまりに着水点を

見失っていた…ただ、ラインはマンタの右をしっかり捕らえている。僕はウトウトしながらも小さなロングジャーク気味に

誘い、ステイと繰り返した。フライングブリッジの声など耳に入らない状態。うたた寝ウトウトジャークを繰り返す。

この時、僕のT2にはすさまじいキハダのアタックが有ったらしい…

『ドカンッ!!』と衝撃、そして一気に出るドラグ。それと前後するくらいで体がとっさに合わせを入れていた。

後ろから山木さんの『あわせてーっ!!あわせてーっ!!』の声。ハッと我に返り、更に追い合わせ。ドラグを一気に吐き出し魚は

同の間を過ぎて後ろに走る。女性アングラーとクロスしていたのでミヨシから同の間に降りる際にあわてて転げ落ちた。

幸運にもバランスを崩した程度で竿にも重量感は残っていた。ここからは山木さんと里見さんの的確なアドバイスですんなりキャッチ。





23kgのキハダ。この後、船は大きなチャンスにも然程恵まれず…『良かった…』物凄い安堵感と共に女の感は恐ろしいと直感。

なんで、ウチの嫁さんはこの事態を感じ取ったのだろうか?非常に恐ろしい…今期6回目、通産16回目の釣行だった。

バイトシーンは見れなかったが、ひとつの答えが見つかった。誘い出し、少しずつだけど習得できるかも知れない…

そして、もっとそれぞれのルアーを『生かせる』動かし方とセッティングを研究する必要がある。

今回少し使ったが、ロデオ125?はセッティングが合ってない。つくづくそう感じた。

今年はあと何回行くか未定だが秋にまた新築物件を抱えているので、然程は回数は伸びない気がするが…

タックルデータ

ロッド CB-ONE VF9012ER スタンドアップツナ
リール 01ステラSW8000HG
ライン キャスタウェイ モンスターバトル#4
リーダー ナイロン100lb

ロッド ダイコー スカウトスナイパーS88H
リール 01ステラSW8000PG
ライン キャスタウェイ モンスターバトル#4
リーダー ナイロン100lb

ロッド ダイコー サザンクロススティック 76MH
リール 01ステラSW10000HG
ライン キャスタウェイ#5
リーダー ナイロン130lb

ルアー ガストンT2 190と175
ハルシコ60
    ボラドール170F
オシア別注ヒラマサ170F
ローデッド140F
ロデオ125
その他  
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2014年11月19日

これまでの出来高

ここ最近、現場が追い込みの為に更新はおろか釣りにも行けずの状態でした。

やっと大磯の現場も形になり、社内に戻ってまいりました。

大磯開始の前半はマグロなどにも出かけられました。

中盤からは網代あたりに足を伸ばす展開でした。と、言っても釣りは実際には1度だけ。

予想に反して、今回は釣りのメンバーが現場に居ない為に単独行動となってしまいました。

途中にボート出船を何度も計画するも、台風と悪天候、時化に見事に重なり全く予定立たず。

網代ではイカ狙い…と言いたいところですが、エギを持参しなかったのでタックルベリーで

仕入れたエギを一個だけ持ち、最初の数投で根掛かりロスト…明け方まで不貞寝と言う事態に…

朝マズメに鳥山を期待するも、鳥山は立たず。結果的にボトムを探ってきた小さいジグに

エソが2ヒット。ドラグを出してバスロッドをひん曲げたカンパチ(ショゴ)が一尾。

これは、現場宿舎にすぐさま持ち帰り、東京まで鮮度をキープして持って帰って晩のおかずになりました。







たまたま出来た現場の合間の休日でボートにバウデッキとエレキ取り付けを行い、早速テスト釣行へ…




地元河川ではにわちゃんに70アップ、僕はフッコを少々。







チビちゃんと出船できない憂さ晴らしに、釣堀などにも足を運んでみました。



まぁ、予想外に娘の方が楽しんでいましたが…のっけからチョウザメ釣ってましたし…

大磯も結局、終盤。家族と湘南平などにあがりつつも、視線はその先の相模湾へ…『沖に行きてぇなぁ…』



で、子供の行事の代休などを利用して管理釣り場に行く予定でしたが、また雨予報…

結果的には雨は降りませんでしたが、混むのを承知で11月16日(日)リヴァスポット早戸へ…



約10年振りですかね。以前は鹿留ホームでたまに早戸川って感じでした。

時の流れや色々な事情で管釣りの状況も大分変わってしまっています。

バーベキューを気軽に楽しめれば…そんな考えで早戸をチョイス。道中、野生の鹿やイタチ?を目撃したり。

携帯の電波が入らない山奥だって事をすっかり忘れていました。





まあ、釣果は多くないですが食べる分は確保できました。カミさんはプラグで、僕はフライで。

たまにルアーで何とか釣った1尾はまぁまぁサイズ。ウチでは当日の最大魚。ルアーはウェービー50S。

いかにも僕らしい感じ。フライは手巻きのイワイイワナ。ドライ一本で楽しみました。

ルースニングマーカーもウェットフライもありますが、サイズはもとより『出して獲る』ここに楽しみを得ています。



枝木を使った自然のロッドスタンドもいい感じ。久しぶりな休日って感じでした。

帰りに相模湖イルミリオンを見て帰りましたが、帰宅は休憩込みで0時過ぎ。

こりゃ、翌日に仕事や学校、保育園ならつらいスケジュールだわ。
  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 16:06Comments(0)釣り

2014年09月25日

最近の…

久しぶりの更新

ここ最近、なかなかタイミングが合わず釣行できない日々が続きました。

チビちゃんと共に久々に沖に出ることが出来ました。

ちょっと前の話。9月13日、天候も良く4ヶ月ぶりくらいでチビちゃんと出船できた。

まあ、お約束の寝坊のスロースタートでしたが何せ釣り自体久々のチビちゃん。

今回は体調も万全で乗り物酔いの気配も無し。観音埼を10時頃離岸、スタートです。

やや、うねりは残るも僕とチビちゃんの二人なら積載重量が僕一人分みたいな物なんで

ボートは滑走し一気に猿島周辺まで移動。途中でプレジャーや貸しボートの船団に混ざるもぱっとせず…



途中からキス狙いに変えてみるも反応が薄い…アタリがたまにある程度で、魚は掛からない…

何とかキスを一尾ヒットさせ、キャッチ。小さいが、やっと魚を拝めた。



そのうちチビちゃんに何か掛かる。巻き上げて回収するとフジツボの着いた古い貝が引っかかっていた。

が、その貝が勝手に開閉。『えっ!!』あわてて貝を見ると中に小さなタコが住んでいて、そのタコが

ヒットしていた。タコヤキ好きなチビちゃんはご満悦。帰ったらタコヤキにしてあげよう。



が、いよいよもって厳しい展開。アジ・サバにいたっては気配すらない…まあ、根回りなどの良いポイントには

既に釣り船がアンカーリングしているので、回遊を探すが魚探にはこれといった反応が出ない…

遠くの雲は夏の終わりを告げるような雲だった。



そのうちチビちゃんは眠ってしまったので、以前にサワラや太刀魚を獲った場所まで足を伸ばしてみた。

すると水深が広範囲に変化する場所であることが確認できた。30mくらいから一気に10m程度に浅くなる。

砂質の瀬やまたはそれに絡む根のようで、しかも広範囲に浅い状態が続くポイントだった。

しかし、そろそろ上がり時間も見据えた感じになってきた。駐車場を17時までに車を出さなければ

ならない状況から戻りながら探っていく展開へ…帰り際に根回りでベラが連続ヒット。これはリリース。

そこにチビちゃんにいいアタリ。結構、引きが強く良形のキスかと思ったらトラギスだった。





これを最後に帰路につく。16時45分に出航場所に帰還、上陸。

ちょっと寂しい展開だが、沖に出ることが出来ただけでも良かった。チビちゃんあと一回出れれば良いのだが…



で、納得いかない展開から急遽、ナイト便を画策する。時期的にはまだ早い気がするが…

お約束のあまったイソメも持参する。午前1時に湾奥某所から出船。上りは3時から4時。

いい凪で船は滑走。最初のポイントに入るがノーバイト。ここから一気に移動してスタート地点に程近い場所へ。

ここは二箇所連続のポイントがあり、先の二箇所目は本命で明暗と護岸が絡み、その護岸沿いに魚が着く場所。

一箇所目は反応無し。二箇所目、やはり魚は居ついてた。直ぐにヒット。が、例のごとくバラす…

更にヒットしても、またバラす…船を流しなおして、3ヒット目でキャッチ。40cm程度。



続くキャストで4ヒット目、これも40cm程度。



たまにボイルするが時合は潮止り。あまりの反応無さに勢いでイソメを全部ばら撒いてヤケクソチャミング。

『あ、イソメ沈むぢゃんか…後の祭り…』反応は完全に消え去った。

が、時間は既に3時少し前。ここから戻れば3時に着岸出来る。でも、どうしても見ておきたい場所があった。

某キャプテンのホームポイントだと聞いた場所だが、はたしてこの場所で合ってるのかな?

桟橋にタイトに船をつけ、明暗をトレース。この場所だけ異様にベイトが多い。

すぐにヒット。エラ洗いをいなしてバックギヤに入れようと手を伸ばした時にばれた…

同じ感じでヒットするも小さそうで、これもバラす…あぁ、下手糞だ…

これにて納竿。撤収する。4時ちょいには現場を後にすることが出来た…



で、終わらないのが諦めの悪さ。

色々画策していたら、とある月曜日に比較的空いてる乗合船が多いことを発見。

小田原平安丸さんにエントリー。仕事は…ご想像にお任せいたします。



今回のマグロで通産11回目。今年、5度目のエントリー。久々に満船で無い船に乗れました。





結果はと言うと、ミニラ一匹。ただ、収穫は多かった。平塚のプロショップ ライズの原田さんが乗船してました。

ライントラブル後に2回もシステムも組んでいただき、僕の弱点でもあるライントラブルの根源の対策についても

アドバイスいただき、その後はノントラブルに…簡単な事でも、自分じゃ気づかない事は多々あるんですね。

本当にありがとうございました。お世話になりました。なかなか、その筋のプロが組んだシステムって

手に入らないですよね。なので、しっかり活用したいと思います。シュゲイナノットとガチンコやってみたいな。

いままで、マグロについてはあまり語る事も無かったのですが、僕独自の憶測論を二つほど書いてみようかと…



まず、新しい潮が効いて新しい魚が入ったと思わしき直後に全体的に群れが一度沈むような気がします。

ベイト次第でしょうが早ければ、翌日や翌々日にスイッチが入っているように思いました。



そして、捕食するベイトの関係でしょうが食いが良くなる、悪くなるを繰り返すタイミングが比較的安定してる様に

思えます。たとえばバリバリ喰った1週間。その後の3週間くらい食いが変わり魚を獲りづらくなる。

そして、またバリバリ喰う。このサイクルは多少のずれはありますが、各船宿の過去の釣果写真を元に読み取る

事が出来るかと思います。僕の感じた山勘ですが6月は回遊次第。7月は大きなスイッチオンが2~3回程度。

8月は1~2回で、コマセとの関係性もあると思いますが一番の要因は釣り船と釣り人の増加が大きく関係してそうです。

ヒューマンプレッシャーですかね…そして9月に1回~2回のスイッチオン。これは全体のキャッチ率が落ち

そして、魚も相対的にでかくなっている。結果的に取れる絶対数が落ちている。10月は最後っ屁ですかね。

これは湘南エリアをざっくり見た世界観ですので、三浦側の様子も考慮する必要もありそうです。

魚が安定している日は、前日のパターンが翌日も通用する場合が見受けられます。ただ、これは乗船してみて

当るか当らないかもありますんで、一概にパターン化は出来ません。

僕は比較的に『駄目な時』を初年度に多々、経験しました。まともな鳥山は最後の1度しか見てませんからね…

逆に言えば、この時はスイッチオフの時期であり『他人の釣果を追っかけた釣行』を繰り返したため

全くもってチャンスが無かったのだと思います。やはり自分で分析してでも独自のタイミングを見つけていかないと

良かった直後には滑り込むのは難しいと思います。結果的に乗船する船も競争倍率が高くなりますから…

そして、自分の存在出来る間合いがある船宿と船長に巡り会うことが確実にキャッチする近道なんだと思います。

同じ船宿の中でも、船長によって大分勝手が変わります。色々と乗ってみると比較する視野が広がります。

まだ、後1回か2回は出たいですね。まあ、軍資金もそろそろ底を着き始めたんで慎重にタイミングを測りたいですな。






  
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2014年07月14日

20kgゲット!!



今回は釣行記と言うよりも概略ですかね?

毎年、夏を迎える頃にヒートアップする釣り物がある。

『相模湾のキハダマグロ釣り』

基本的に船釣りであり、乗り合い、仕立て、プレジャーもろもろ…ごく一部の例外で陸っぱりも…

釣れるサイズはメジと言われる小型や10kg代や20kg代、30kg代そして50kgを超える化け物クラスまで…

基本、キハダマグロは小型から中型のマグロに属していてスーパーで見かけることも最近はちらほら…

食感などはビンチョウに近いのですかね?一般的なアベレージと言うか目標サイズは20kg超えの魚です。

たまに例外でクロマグロも混じりますが、これは別の世界のお話と思った方が良いでしょう。

シーズンが開始すると、恐ろしい水揚げを叩き出す船宿が多発して、それはもう人間様への誘い出し(笑)。

平日にも関わらず、メジャーな船宿は満船状態に…土日はほぼ、完全予約制でかなり前から計画しないと

乗船すら出来ないと言う凄まじい競争になっています。そして道具代もバカにならない…

僕はこの釣り物を始めて3シーズン目。最初の年は5回程、乗らせていただきました。

翌年は船舶免許の取得をきっかけに始まったミニボートに予算を取られ1回のみの乗船。

そして2014年。3シーズン目がスタートを切りました。各年の回想記はあわせて書いていくとして…

この釣り物。実は非常にギャンブル要素が高く、しかもルアー船に至っては上記の乗船状況から乗りたい日に

乗船する為には、かなり前持った計画と予約をしないとスタートラインにすら上がれない状況になっています。

そしてこの時季には台風や季節的な南寄りの風、これらが出船を妨げる事が多々あります。

ひとたび時化の状態になるとこの釣り物特有の『優位なミヨシからのキャスト』が、かなり困難になります。

その為、乗船前から最初の運試しが始まるわけです。ところが、プロやエキスパートアングラーに至っては

最初の『大爆発』にあわせて乗船する方が多数見受けられ、経験を積むといわゆる『タイミング』を謀る事

が出来る様になります。この辺が実力差としてまず一般アングラーと違うところでしょうね。

そして無事に乗船できたとしても、非常に気まぐれな魚。いや、気まぐれと言うより臆病で神経質?

乗合船がこなれて出船する頃には、恐らく船のエンジン音や気配…もろもろの要素でマグロは直ぐに沈み

『いい場面がたくさんあったけど…』状態になっていきます。ベイトに狂っている時は当然、例外が多々あります。

ただ、食性が鰯などからシラスへと変化すると対応が厳しくなりよりハードルがあがっていきます。

そして、シーズン中盤にコマセ船がスタートすると二極化する事も…

で、10月から12月位の間を目安に船宿が引き上げだしてシーズン終了となるわけです。

釣り人の運、そして何より実力を試されるのは食性が変わりだす頃…鰯以外の物を多量に喰いだすシーズン中盤。

僕は今までヒットした2回とも鰯団子のナブラ打ちでしたので、誘い出しでは今だノーヒットです。

この釣り物を極めるには誘い出しは必須項目で、これが出来るようになるとミヨシ以外でもヒット率は格段に

あがっていきます。誘い出しにはソナー搭載の大きな船が優位ですが、鳥などを追って海を観察することで

対応している船長さんもいるので、一概にどれが良いとは言い切れないところもあります。



それ以外の所謂、ナブラ鳥山打ちはやはりミヨシが断然優位です。最高のタイミングを引き当てれるかは

神のみぞ知る…運の要素が非常に高いです。ただ、前日情報などを参考に朝イチにミヨシに乗れれば捕れる

チャンスもあり、自己努力で運を引寄せるって話もありです。僕の一本目はまさにこれでした。なんだかんだ

言っても非常にグレーなゾーンが多い釣り物ですよ。本当。やればやるほど、後戻りは出来なくなります。

最低限必要なものはしっかりしたリールとまともな強度と巻き量のライン、ちゃんとした竿。

そしてルアー。と言うよりもまともなフック。そして最重要、自信の持てるシステムとノット。

一番大切なのは、負けないハートと自分を信じ続ける魂、そして乗船代(笑)。これらが必要です。

最近、中古釣具屋にて大きい番手のリールを見かける機会が増えました。高級機はもとより入門機まで…

これらはひとえにマグロバブルの遺産であり、現実でもあります。ルアーなんかもごっそりあったりして…

釣り人側のメンタルや財政状況が追いつかないと、こういう中古商品が多く出回ります。

要するに、あっさり捕ってしまう人も居れば何年も掛かる人が居る。出船回数に比例する人が大半ですが

そうで無い人もいる。ちょっと普通のルアーフィッシングと違うドロドロした世界観が付きまとう釣りですね。

で、僕の釣りのスタイルは野村ID野球よろしく『データフィッシング』です。結構、行き当たりばったりっぽく

見られていますが、ある程度のデータを蓄積して自分なりに分析しています。当然、他の人との

コミュニケーションを積極的には行わず、むしろ避ける部分も持ち合わせる為、独自の世界観と友人から

頂いた情報を吟味して分析し釣行に繋げて行きます。結果が伴わない日も多々ありますよ。

しかし、マグロ釣りに関しては敷居が高い。と言うよりも初期投資が大きすぎる上、いつでも船に乗れる訳で

無いので、我が友人達は参戦はしていません。一度、無理やり連れて行きましたが当然のごとく結果は出ません。

僕はいつも単独で乗船しています。まあ、その方が自由が利くのと振り回しが効くので楽なのですが…

大勢でワイワイやりながら釣りたい人には、仕立てをお勧めします。乗り合いは結構、殺伐とした雰囲気が漂い

また、自分も含まれる『ベテラン風素人(笑)』が多数乗船しています。良く見かけるのが、テイクバックで

ルアーを立てて置いてある釣竿に引掛けてる人。これは後ろを良く確認していないで投げている人。

ロッドを破損したり、怪我人を作り出してしまう危険な事です。ルアーフィッシングに限らず、投げる釣りには

最低必須条件です。そして、バーブレスフック。これは、ルアー釣りをやる人には必須だと思います。

色々な諸事情でフックが自分を含めた人間に掛かってしまう…シーバス釣りやってる人なら、何気に経験してる

人が多いでしょう…今でこそフィッシュグリップが多く流通していますが、それ以前はみんなブツ持ち。

僕も指にフッキングした事があります。マグロ釣りではフックの太さが決定的に違います。太いです。

そして、それゆえにペンチで挟んだ位ではカエシはつぶれきっていません。きっちり、すりつぶすことが必要です。

マグロ釣りで大切な事。それは『チャンスの時にしっかりといい場所に打ち込む事』です。

これ、意外と深いテーマです。やはりスーパーボイルを目の前にすると気が焦り、ミスキャストを招きます。

かといって、のんびり構えていてもルアーが海に無い状態では釣れる事は絶対ありません。

投げあぐむって言うんですかね?結構、こんな状態の人を見かけます。自分も含まれますが…

でも、『投げあぐむ』と『タイミングを謀る』は違います。シイラ釣りでこの辺の事は少しは予習できます。

各船長達が声を揃えて『シイラ船からはじめましょう。』と言うのは上記の総括みたいな事です。

実は僕もたいしたシイラ経験も無くマグロ船に乗ってますが、それは釣れない引きの弱さによる経験不足が

大半で一応は、経験者の部類にはいります。あとの基本的な動作や安全対策は、日ごろのシーバス釣りで毎度

やっていることです。僕一人しか居ない釣り場でも、ちゃんと後ろ確認してから投げてますよ。

『そう言う初歩的なことをしっかり体に覚えさせてから来て下さい。』って各船長たちはおっしゃってる訳です。

事故にはくれぐれも気をつけましょう。

これから時間を掛けて釣行記3年分(笑)を書こうと思います。20kgを手にするまでは、多くは語らないと心に

決めていました。自分なりの分析をのんびり書いていくつもりです。ちょっとホトボリがさめたら、また行きます。

お忙しい中、対応していただきありがとうございました。


ここまで多方面で協力いただいたアングライダー氏、じょん氏、直接はお会いしていませんが山本シェフ
そして、平塚庄三郎丸 望月船長。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

使用タックルは記しておきます。写真は船宿より拝借しました。


ロッド  CB-ONE VF9012 STAND-UP TUNA
リール  シマノ 01ステラSW8000HG

ライン  ガリス ウルトラキャストマンX8 5号(実質170m程度+下巻き連結)※この巻き方は推奨しません。
                                            トラブルで緊急対応の為

リーダー サンライン ナイロン 100lb

スイベル 量販品 70lb以上対応

ヒットルアー ハルシオンシステム ハルシコ(飛距離重視型) 

ラインシステム メイン・リーダー オリジナル(手芸なノット)
        リーダー・ルアー なんか良く分からないノット(あれ?オリジナルかこれ?) 










  
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2014年06月05日

地元河川ボートシーバスと大黒イカ釣り

先日、地元河川でボートシーバス釣行会を開きました。ある意味、皆にとっての地元河川。

ペンキ屋こばちゃんは、このポイントまで車で10分。マサヤにしても同じ事。

なかなか、自宅の近くの川って盲点だと思う。『あんな汚ねぇー川に魚なんていねぇよ。』

大概の人の意見。でも、汚くしたのは人間様であって魚に罪は無い。ありがたく遊ばせてもらわないとね。


先日のガイドが不発だった。そのリベンジ戦なのだが、一度ポイントと対策を学べばやはり結果を出す。

バサーだけに答えは早かった。僕らは上流の簡易的なスロープから出船してポイントである橋で

合流すると言う展開。スタート時間を伝えて到着予想時刻も合わせて伝える。

僕のボートにはワクイさん。ニワ艇にはみっちゃんがゲスト乗船。先に僕は下流ポイントまでひた走る。

現地でこばちゃんを拾う予定。ポイントまで15分くらいで到着。電話してみる。



こばちゃん『3投できましたよ!!人生初シーバス。』



60クラスをすでにキャッチしてお腹いっぱい状態でした。


僕は操船に徹する。流れに対して船をバックギアで立て、明暗を狙う。この釣りでは操船に徹しないと

船が直ぐに流される。同じ場所でステイさせるにはクラッチワークで船を立てる必要性がある。

一度、一人で出船してみた事があるが、はっきり言って釣りにならない。ここは割り切ってゲストに

どれだけ釣らせるかがキモである。が、右岸にはこばちゃん達がいるので空いてる左岸側に船を立てて

居たのだが、誰も居なかったのを確認して流し始めたはずが陸っぱりのアングラーにかぶされてしまった。

しかも、重めのルアーで明らかに船に近い場所に打ち込み始めた。結果、リスク回避で接岸上陸となりました。

ここまで、2バラシくらい・・・



あと明らかにプレッシャーを掛けすぎでボイルは一旦、沈んでしまった。ニワ艇も程なく接岸。

上陸後、スーパーボイル程ではないが、ある程度のボイルは出たが明暗の片岸に6人は多すぎた。

ここで3時間くらいのトークタイム。同じ趣味の人間が集まると、話は盛り上がる。親睦会って感じだな。

ペンキ屋チームは翌日に仕事を控えていたので、午前2時頃に解散し離岸。僕らは下流のシャローに下る。

朝マズメ近く。下流の橋の明暗が消えるか消えないかの時間帯。ワクイさんにヒット!!

魚は60クラス。船の近くまで寄せたのだが、僕が躊躇して船をバックさせなかった。そのまま捕れると思った。

船外機の方に一度走られて、ますます船を動かせない状態に…結局、ペラには巻かれなかったが船のキール付近

で魚は外れてしまった…残念無念…






すっかり明るくなった頃に納竿。帰りは、僕のボートでニワ艇を牽引。やや帰着時間が早くなるかな?

で、僕的には色々考えがあった。『仕事の薄いこの時期、貸していた金が少し戻ってきた。さあ、どうすんべ?』

外房ジギングに挑戦すべくジグを買い進めていた。タックルはマグロ用しかない。ラインが少々太い気もするが…


そんな折、外房の釣果が下がりだした。前から思っていた事だか、黒潮の直撃を受けたりする時に釣果が一瞬

落ちる間合いがある気がする。反転した分流による逆潮とか色々あるんだろうけど、相模湾のマグロでも

そんなタイミングがあるような気がする。黒潮の流れ自体にはプランクトンは居ないらしい…

環境の変化によるベイトの着き場の変化が関係してるとは思うが、非常に難しい話である。

しかも、外房の船宿の多くが船止めの休みに入ってしまう。釣果情報が止まってしまう。

火曜日、水曜日。この二日間は休む気になれば休める。そんな感じで計画を組んでいた時だった。


ペンキ屋こばちゃん『水曜ならうち等も休めるっす』


その言葉を聴き、考えが変わる。どうせなら3人で行けるプランを組むか…

時季の魚を模索する。本当ならジギングに出たい。が、道具の無い初心者が行って簡単に結果がでる環境では無い。

こばちゃんは人に道具を借りるのが嫌なようで、大概直前に大金を使って購入する事態に発展する。

そして、従業員のマサヤの道具まで立替える危険性まである。昨年末のブリトップ。大時化で通常は無理しない

天候の時も皆の休みのタイミングを合わせる為、無理やり出船してしまった。当然、釣果など無い。

僕はこの時に船代まで出してもらってしまい、結果的に『接待』を受ける形になってしまった。

『今回こそ、この二人に確実に釣果がほしい…』そう考えていた。


そして、結論。『大黒海つり施設のシリヤケエギング』に決定した。連日の3桁超えの釣果。

道具を買っていくにしても、個人の負担が低く、トータルな出費が少なくて良い。

ただ、注意すべき点がある。この手の海つり施設は入場者数で釣り方を制限している。

ルアーやエギングの釣りをするなら平日に行くしかない。僕は本牧の方に何度か行ったことがある。

釣り場規模なら本牧だが、エギングとなるとやはり大黒だろう…現地に行ってつくづくそう思った。


朝、5時頃現地入り。当然、順番待ちの列に並ぶ。これをやらないと『この手』の釣り場では釣り座の確保は無理。

まして、エギング天国状態。平日にも関わらず、すさまじい来場者数。このほとんどの人がエギンガーだ。

入場して直ぐに、イカのラッシュを目撃。僕らは当然、釣れません。ついでにタモが短い事にも気がついた。

今は潮位が高いけど、下げたら100%届かないな、こりゃ…


ラインによるお祭りを嫌い、僕はこばちゃん達にシンカーを着ける釣り方を奨めた。それでも、となりのおじさん

の流れたラインにしょっちゅう絡まっている状態。まあ、仕方が無い。僕らはひたすらまっすぐ投げ沈める。

その釣り方を徹していた。釣れ続けている人たちはシンカーを着けない又はライトシンカーな感じ。

大体はグループで来て、釣り座に余裕がある人たちに釣果は集中している感じ。時折、単独の人にもイカが掛かる。

『多分、ボトム付近のフォールで当ってるんだ…その、フォールの姿勢がキモだ。』

僕にもマサヤにもこばちゃんにも当たりはあった。が、乗せられない。恐らくシンカーが悪い方に作用してる。


午後になり、転機が訪れる。強風に変わりかけた釣り場の天気。当然、ノーシンカーなエギの人は釣りにならない。

そんな中、マサヤにヒット!!しっかりエギを抱えたイカを確認して、少し抜き上げた状態でタモでフォロー。






シリヤケイカ、ゲット!!小ぶりだけど、イカはイカだ。

その後、こばちゃんにもヒット!!しっかり抱いたエギを確認して同じ様に獲る。




更にマサヤにまたヒット。この条件下で釣れているのは僕たちだけ。よかった、がんばり続けて…

が、このイカは触腕一本で掛かっていた。当然、取れそうも無い…『多分、落ちるけど抜いてみて…』

やはり、落ちた…まあ、ゲットにカウントしましょ。

その後もこばちゃんに小さいタコヒット。抜きあげて桟橋におろしたら、網目の桟橋からすり抜けて逃亡。

その後、マサヤが1杯追加。まあまあサイズ。




これで、納竿。僕は結局、釣れなかった…でも、ホスト役としては100点貰えたと思う。

帰ってきて、マサヤの小さい方のイカを頂きました。後で食したいと思います。ありがとうございました。


僕はゲームプロデューサーとして色々なゲームを設定していることがある。その大半が初心者なのだ。

だから毎度、初心者の目線で組み立てを行うのだが、最近なんとか結果が残せるようになってきた。

僕は未だ、陸っぱりのエギングではまともなイカは釣っていない…そんな初心者がゲームを組み立てて

いるのだから面白い話だ。ゲームプローデューサーって数字の結果でしか成果が残らない。

でも、その数字には色々な感情や思い出が含まれていって結果として色々なモノが残されていく。

僕は自分で釣るより、こっちの方が向いているのかも知れない…




ひとつ、また結果が残ってよかった。次は何が残るんだろう…
  
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2014年05月19日

玉砕のち凡才

前回の釣行の翌日。ペンキ屋こばちゃんと仕事で話す機会があった。以前にボートに乗せたまさや君も

ここの職人さんだ。ここの親方がこばちゃんである。この方は生粋のバスアングラーである。

まあ、今はほとんど釣行する機会がなくたまに会社のレクリエーションで釣りに行くくらいとか…

実はこの他に出入りしていたタイル屋がいて、ペンキ屋、僕を含めたこの3人が中心となり3年前の

大磯出張に参加していた。この大磯が僕の中で大きなターニングポイントとなった。

当時、やや釣り熱が冷めていて再びバイクをいじったりと色々しながらも夢は『相模湾のキハダ』に

向けられていた。出張先の直ぐそばに船宿の邦丸さんがある。更に数年前に仕立てで乗ったこともあり

一応は知ってる船宿の一つかな?と言う認識の程度。ほぼ、毎日のように職人と店先の写真を見つつも

『道具がねぇ…』と自分に言い聞かせていた。そんななか、大磯漁港に一度、そして相模川や熱海方面に

釣行することとなる。タイル屋が熱海に土地勘がありポイント調査のランガンを一緒にやった。

で、網代に落ち着き大磯から網代をホームとして通う事になる。時期は11月。ターゲットはアオリイカ。

で、タイル屋が苦労してアオリを釣り上げたのに対しペンキ屋こばちゃんはあっけなくイカをゲット。

スミイカとアオリイカ。当然、エギングだ。で僕はまぁ、ぱっとしないのだがゲームプロデューサーとして

割り切って展開していた。『一人にでも多く何かを釣ってもらいたい。その為にはデータ集めだ。』

そしてソウダガツオの鳥山ボイルに出くわす事に…周辺はエギンガーしか居ないので、このソウダガツオの

存在は迷惑千万ほかならない…でも、僕はピンと来た。そして、タックルベリー大磯店でジグを買い

そしてペンキ屋こばちゃんにも購入させる。時合いとタイミングは読めていた。釣り座の確保さえできれば

何とかなるかもと…そして結果的にジグキャスティングでソウダをゲットできた。ソウダはから揚げとして

その日の昼飯になり職人たちに振舞われたわけだ…この出張を機に僕の釣り人生活が戻ってきてしまった。

で、話は戻るがアレだけ色々釣りながらも、実はこばちゃんシーバスは釣ったこと無いと言う。

ではチャンスがあればと声を掛けていたのだが、今回のナイト陸っぱりに参戦させる事となった。

僕は土曜日も仕事なので本来は土曜の晩に出たかったが、予定が合わず金曜夜の釣行となった。

魚は見えている。後はこの強風が収まれば…そう思っていた。が、結果は甘くなく場所取りをしてくれた

にわちゃんに開始前の一本が出ただけで、移動先にも先行者…実はゲーム展開を考えていた。

最初に入った橋は安定した魚のストックがあり、比較的イージーなゲーム展開を想定できる。

対して前回釣行でも入った橋は、普通の釣り方では出ない魚が混じっている。先行者の有無も計算に入れると

前半に魚を誰かしらが取って場所移動するのが理想的なゲーム運びだ。ただし潮位(水位)が状況を大きく

左右するので、下げ時合いならある程度下げてしまったら後半のポイントに分があると思っていた。

が、もくろみはことごとく外れ移動先に先行者…それ以前に薄着でなれないナイトゲームにゲストの体力は

限界近くなっていた。僕はなれてしまっているが、一般人にはキツイよな…翌日も仕事を控えているので

ここで、終了としたが大きなシコリがのこってしまった…『このまま終われないよな…』



翌、土曜日。にわちゃんはアサリ堀に朝から出向き夜には使い物にならない状態。まあ、一人の方が自由は利く。

ゲームプラン。当然、前日のポイントだけで勝負を掛ける。尚且つ、5本をリミットにして自分との戦いとする。

難なく5本取れれば、僕の勝ち。取れなければ負け。そういうハードルを設定してみた。

先行者も考慮して本来は昨日の流れで攻めたいが、逆に廻ってみる。なんだかんだ言っても昨夜の後半の部の

ポイントは隠れた人気ポイント。だから時合いを迎える前に入ってしまおうと思った。また、前夜より厳しい

リミットを設けたのは風の影響を考えたもの。べた凪で非常に釣りやすい展開から多少厳しい設定を設けた。

だが、予定通りにならないのが魚釣り。昨夜のポイントで持参したルアーのほぼ全部に近い物を投げつくした。

色々なパターンも試した。にも関わらず全く魚からの反応が無い…ボイルはごくわずか。でもあるっちゃアル。

開始から約3時間。ひたすら投げ続けた。肩がこってしんどくなるほど…腰痛もピークだ。体中が悲鳴を上げてる。

仕方なく、前半の部を終え昨夜のスタート地点に入る。この夜は奇跡的に先行者が少ない。対岸に確認できる程。

ポイントに入るなりボイルは確認できる。が、これもまたイージーにはいかない…



足元にはベイトのハクが多数群れている。これらは引き波をたて泳いでいる。そこからまた一思案して色々と

試してみる。が、反応は無い…当然、ハンマーはもとより考えられるパターンは試していく。手ごたえは無い。

そのうち足元の護岸に掛かる水も引いてきた…『あれ?これ、もしかして…』

ベイトは恐らく退避場所が無くなる故に活発に動き回って逃げ場所を探しているのでは?その考えは的中する。

護岸が干上がって直ぐのことだった。足元から沖合いまでの間でスーパーボイルが始まった。

当然、キャストを繰り返すが手ごたえは無い…トップまで繰り出すも反応が取れない…

明らかに護岸沿いに40くらいのが着いてる。頻繁にボイルしている。沖目はスズキクラスとおもしき魚が

ベイトにアタックを繰り返している。当然、ルアーを投げまくる。が、反応は無い…

『ハンマーはベイトより上を泳いでいるのか…』メケジャークにも反応しない『うーん…』

そのうち思いつきでベイトよりやや下をあえて泳がせて見るか?そんな考えに至った。当然、これまでも色々

試した。その結果『水面直下で尚且つ明暗にタイトにつき、暗い方では喰わない。』と考えた。

ナイトレイド80のホログラム系。それを明暗をなぞるように引いてみた。ピックアップ直前に足元付近でヒット。





さっきからボイルしていた奴か?40㎝くらい。次を狙う。

交通事故的なヒットではなく、あと一尾を掛けて確実なものとしたい。このままでは、マグレと同じだ…

やや早いリトリーブで『ゴンッ!』とバイトするも乗らず。早すぎると追いきれない…が、スローだと全く反応

しない。完全にルアーを見切っていて、なんかの弾みでリアクションで捕食するのを期待するしかない。

出来ることはレンジキープとタイトトレース。あと、スピード調整。これが意外と難しい。持ってきたルアーで

このパターンに対応出来る物がほとんど無い…カラーの要素、フラッシュ効果も必要らしい…

そうこうしているうちにボイルは終局を迎えつつある。ここからまたスローにパターンが変わりだした。

腰が限界で座ってキャストしていた時にヒット。が、直ぐに立ち上がれずに立上り体制を整えてファイト開始と

思った時に身切れで外れてしまった。『はぁ…』大きなため息を一つ…これで納竿とした。

結果的には『負け試合』。でも、かなりヒントが転がっていた。どの道、イージーではなかった。

ガイドで廻るポイントではない。でも、これボートだと比較的に捕りやすい魚なんだよなぁ…

釣り人によるプレッシャーも起因しているのかも知れないなぁ?ベイトのサイズがまだまだ小さい。

例年比較でも大分小さめな気がする。まさにシラスパターンみたいだ。これを攻略するには、自分でルアーを

こしらえるしかないのか?でも、一つだけ言える事がある。地元河川にしろ川崎にしろ一番水揚げをしていた

あの頃は間違いなく僕のハンドメイドルアーが釣果に大きく貢献していた。『また、作るしかないか。』

とりあえず、プロトタイプが2本出来ればよい。あとは先の話。
  
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2014年05月19日

5月14日・河川シーバス

最近、ボートの釣りが主体となっていますが本来は陸っぱりのシーバスゲームが中心的活動です。

先日、にわちゃんがワクイさんと地元河川に出ると聞き僕は買ったばっかりのツナロッドも持参しつつ

『キャスト練習したい。』と言う口実で、釣行してみました。当日のにわちゃん達の動きをLineアプリで

確認しながら、僕は恐らく合流できると思い一番得意かつ好きな場所に入る事にしました。

当然、釣り人が居る訳で僕はこの先行者をにわちゃん達と思い、やや下流の先行者の状況を見て取れる

シャローに入りました。入るなり護岸された岸際でボイルが確認できました。『いいねぇ~』

が、簡単にはいかずヒットは愚かバイトすらありません。そのうちLineのやり取りでにわちゃん達は

すでにラーメン屋に居ると知り、しかも既にやや下流の別のポイントに入ったと知りました…

『えっ?じゃあ、あの先行者は人違いだったのか…よかった、いきなり乗り込まないで…』

危うく大恥かくところでした。最近、この流域は人が非常に多く簡単にはエントリー出来ない状況です。

また、数年前の治水工事の影響で地形に大きな変化が出来てしまい、結果的に『つれない魚』が増えました。

この『つれない魚』とは明暗部から離れ、水中にあるストラクチャーの中に潜みつつ明暗部の『明』側にて

捕食を繰り返す固体です。一見して簡単に捕れそうですが、実はこれが曲者なのです。

釣り人もこの固体を見つけると『ボイルしてんじゃん。』と粘るきっかけとなる訳ですが、結果釣れません。

釣る方法もあるには、ありますがやはり地形変化の影響で一番良い場所へのキャストが困難になりました。

先行者があきらめたポイントに僕も入ってみました。やはりボイルする固体は見て取れます。

明暗の『暗』側にもボイルは出ているので探っていきますが反応なし…ルアーをハンマー7cmに換えます。

いわゆる、マッチザベイト的考えでボイルする固体を狙っていきます。あっさりヒット。



サイズは小さく40くらい。これは群れの中でも然程、強い固体でもなく一番釣りやすい魚です。





それでもハンマーを頭からパックリ飲み込んでいます。スモールルアーならではのハイリスクもあるわけです。

まぁ、こんな魚でも楽勝ではなくある流し方を実践しないとバイトに持ち込めません。また、ベイトの量で

このパターンはいとも簡単に崩壊します。まぁ、それは後日の釣行で身をもって再認識するわけですが…

後が続かない展開に考え方を改めます。『やはり明かりの中の固体を狙うしかないか…』思う手段は一つ。

メケメケ7cmをチョイス。水中のストラクチャーがあるであろう場所は長年の経験やデータから大体分かります。

その周辺にボイルも多発しています。この真上でメケジャークを試してみようと…

ロッドはオーシャンサイドワンガン。この竿、7.3ftの比較的スローアクションな部類の竿だと思います。

実はスモール系プラグのジャークがドンピシャに合うと思います。不必要なジャーク後のアクションは

ティップからベリーに掛けてのセクションが吸収して動きをコントロールしやすい感じです。

メケジャークを数投繰り返し、奥のストラクチャーの上にキャスト、着水、ワンジャーク入れた瞬間にヒット!!

『きたっ!!これだっ!!』鳥肌が立つ瞬間です。『気持ちいいー』サイズはフッコからスズキサイズ。

足元付近まで誘導しつつ『ちょっとドラグが強いかな?』そう思い、ドラグを緩めようしたと同時にばれました。

魚体が見えました。スズキに少し足りない位の魚でした。『くぅ~…くやしいなぁ…まだ捕れる…』

明らかに先行者の獲れなかった魚を今まさに掛けています。この優越感はたまりません。

ただ、ジャークは諸刃の剣でもあると思います。ジャークを多用すれば魚に不必要なプレッシャーを与えると

思います。よって、ボイルが減りだしたと感じた瞬間にローテーションを実施しました。

また、違ったアクションを…レンジは比較的安定して見て取れます。選んだのはビジョン95。

これをスロージャークとトゥイッチの中間的な『ヘロヘロアクション』で誘っていきます。

今度はやや明暗に近い魚がヒット!!一気にストラクチャー郡から引き離して、何も無い目の前まで誘導。

そこからドラグを少し開放して走らせて様子を見る。魚はエラ洗いを繰り返す。しかも水深が浅いからエラ洗い

と言うよりもテールウォークだ。『バタバタバターっ!!』1m近く水面を滑走するが僕も負けてはいない。

そのまま岸まで引きずり上げた。この場所に慣れているから余裕がもてる。よってファイトも堪能できる。





50ちょい位だと思うが、しっかりキャッチできました。

この後、ボイルは沈黙。時間も既に午前1時を回りました。翌日の業務を考えここで終了です。

この日持参したルアーとヒットルアーです。






この数日後、昨年末にブリトップ玉砕チームであるペンキ屋こばちゃんとマサヤ君をガイドする事に…

にわちゃん達も魚をゲット出来ていたようです。



そして、そこから続く単独釣行…後ほど、アップしたいと思います。
  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 14:55Comments(0)釣り

2014年05月08日

気になったので調査釣行

ほぼ中一日で出船している。協力的な家族に感謝である。

ここまでの釣行でイワシやキスをゲットしつつ、そろそろ自分らしい釣りがしたくなってきた。

川崎エリアにて出船してみようと思った。ただ、ゲレンデの条件からナイト便しか出来ないのが残念。

実は出船前に少し悩んでいた。天候が微妙なのだ。ただ、ここで短時間でも出船できないと連休はこれで

終わってしまう。準備はほとんど終わっていた。そして、近隣の海釣り施設の釣果もかなり気になる。

とりあえずシーバスゲームの準備をしつつアナゴとイシモチをイソメで狙ってみようと思う。

まあ、航路までは出るつもりも無い。近場で何とかなればラッキー的な釣行だ。

シーバスに関してはメタルジグも持参しつつ三箇所ほどキャスティングゲームのポイントを予定している。

前回、にわちゃん達を乗せて出た時に見つけたストラクチャーをメインに回ろうと思う。

今回も魚探を使ってみたが、なんだか過剰反応な気がする。ジグを落としても反応は無い…



とりあえず、最初のストラクチャーに…が、ここでは反応なし…次のストラクチャーへ…

着くなりボイル発見。形は小さそうだが、色々試すべくポッパーなど投げてみる。しかし、システムトラブルで

結果的に確実に短時間で釣り上げる為、グース90のチャートを投げる。すんなりヒット。

が、バラす…ボートだと、操船7割釣り3割になる為に陸っぱりだと捕れる様な魚もばらしてしまう…

再びヒットもまたまたバラす…『へたくそだなぁ…』『とりあえずドラグをゆるくしてやり合う方向性にするか…』

ドラグをかなり緩める。またまたヒットも今度は流された船を修正すべくティラーハンドルに手をかけたらバラす…

一度、体制を建て直し再度、船を流していく。今度はしっかり乗った。形は予想通り小さい。ボートへ抜きあげ。





40センチ程度のシーバス。こんな感じでヒットが続く。






40、40、30、40という感じ。7ヒット4ゲット。

ここで、イソメ餌のボトムアタックを慣行。しかし、全くもっての無反応。

一旦、中止して違うストラクチャーまで移動もここはシーバスもお留守。

で、沖には行かずにまた最初居た辺りまで戻って見るも、潮止りの時間帯。シーバスの反応も無い…

結局、午前3時過ぎに予定通り撤収した。

帰宅後にちょっと大きな地震があった。帰ってきて正解だったとつくづく思った。

がっつりあまったイソメ。そして、みっちゃんが『やっぱいらない』と言ったコマセ。大量に余りました。


翌々日、家族を巻き込んでの連休最終日。本牧海釣り施設へ行くことにしました。



まあ、結果的に大苦戦の展開で後半に隣の釣り人をヒントに何とか『カウント8』の棚のイワシを釣ることが

出来ました。泳がせ釣りもやってみましたが、まあ異常なしですね…

本牧はイワシ89、サバ7、キス1でした。




これで、一通りの釣行記は終了です。5月8日現在、まだ自宅にボートを置いたままです。

少しメンテナンスをしつつ週末の動向を見据えています。まぁ、いくらか満足はしてますんで形が欲しいですね。

あと、イナダの新群れがやはり入ったようなのでチャンスとタイミングが合えば館山方面にでも

行きたいところです。まぁ、まだ休めるかも分かりませんが…


  
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2014年05月08日

親子三代、釣行会

以前から親父様と話していた事がある。

『今年こそはハゼ釣り行こう。』

もう何年も行っていない…今年こそは…今年こそは、と時間だけが流れていく…

チビちゃんが、昨年の本牧海釣り施設の釣行以来、『投げる、合わせる、釣り上げる。』の基本動作が

出来るようになってきた。まだ片天秤の脈釣りだが、それでも魚のアタリは明確にわかるようになってきた。

これは行ける時に親父共々、釣りに行きたいなぁ…そんな思いが、かなう時が来た。

にわちゃん、みっちゃんのペアがシロギス釣りで富津に出る予定を立てていた。

休みのタイミングも重なり、親父、僕、チビちゃんの親子三世代釣行が現実のものになったのだ。



にわちゃん、みっちゃんも居ることは非常にありがたい。高校時代からの友人だから親父も面識あり。

夜中の三時半に実家にお迎えにあがり、寝てるチビちゃんと共に富津へ…

準備を開始し6時半過ぎに出航。べた凪に近い状態からのスタート。

ただ、予報は15時過ぎに時化ると言っている。


僕『にわちゃん、釣れていても早上がりで。』
にわちゃん『了解』


こんな意思の疎通が出来るからこそ、旧知の友はありがたい、。

スタートして二手に分かれた。にわちゃんたちは沖へ向かった。僕は近くの浅場を流していく。

時折、アンカーも打ちつつ数匹のピンギスを親父共々ゲット。

が、遥か沖の航路から大型船の汽笛がひっきりなしに聞こえてくる。『?』

そのうちモヤがかかり視界がゼロに…『そうか。さっきの汽笛はこのせいか…』



当然、移動も出来ない。GPSナビも簡易地図で方角を確認する程度しか役に立たない…

そこで、iPhoneのアプリを起動。海図マップで自船の位置を確認して海岸伝いにゆっくり移動。

ちょっと砂浜に寄り過ぎつつも魚探で水深を見ながらある程度の距離を測りつつゆっくり移動。

モヤが消えてしばらくして、iPhoneを見るとにわちゃんから着信の形跡が…同時にLineの新着に唖然とした。



『なんだこれ!!』当然、親父にも見せる。いやいや、何で釣ったのよ、これ?

電話して聞いてみた。


僕『何あれ?泳がせ?誰が釣ったの?』
にわちゃん『いや、俺がルアーで…』
僕『どこに居たの?何のルアー?』
にわちゃん『シーバスでも釣ろうかと思ってさ。港のテトラの辺りで釣った。ランカーシーバスかと思ったよ。』
僕『へぇ~。こんな時期にいるんだなぁ…すげぇ~。』




でも、魚持ってたのみっちゃんだよなぁ…


当然、闘志に火がつく。そのまま、第一海堡付近まで行ってみた。が、反応ない上に大型船の引き波の影響が…

親父様から不評との意見もあり、港付近に入ることにした。

ここから順調な釣果が続く。最初に口火を切ったのは親父様。一投目にジャンボキス、ヒット。25センチくらい。

ここから、小移動をしながら形の良いキスを釣り続けていく。当然、僕にもヒット。






チビちゃんも『きたっ!!』合わせて釣っている。当然、ジャンボキス。

そのうち、にわちゃん達も合流。キスの釣果は我が艇が大差で勝っていた。

そんな楽しい時間も過ぎ、風も強くなり防波堤の外に出て着岸すべく進路をとる。

が、海は大時化。先に接岸上陸したにわちゃん達に助けられ上陸。いやぁ、ちょっとやばかったな。

片付け中に波打ち際に親父様が置いたバケツよりカラスが何やら悪さを…


にわちゃん『けんぢ、何かくわえて飛んでったぞ。しかも一番デカイ魚じゃないの?』
僕『マジかっ!!』





チビちゃんの世話を頼んだので、魚のことをすっかり忘れていた…

少し先の浜で波打ち際まで入り込んで、はまったまま救助を待っている車を横目に片付けは続く。

まあ、こんだけ釣れれば上出来でしょ。



そして、GW釣行はまだ続くのである。  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 21:38Comments(0)釣り

2014年05月08日

ちびちゃん、海へ行く

久々にうちのチビちゃんとボート釣行できました。今シーズン初釣行ですね。

前回、本当は一緒に出る予定が前々日に発熱すると言う子供に良くあるオチで出船できず。

4月27日に出船となりました。当日、僕の寝坊で出発が朝7時。目的地の富浦にてスタートが

10時頃にやっと準備するという超スロースタートに…



シロギスを狙いつつもコマセも用意、一応エギ等も用意するがあくまでもチビちゃんの釣果を得る為

ボートを出すので、自分の釣りは我慢しつつ貸しボートの船団に合流してみる。

今回はしっかりと魚探と向き合ってみようと思う。まあ、シロギスなどは魚探に映る者でもないので

水深や地質、障害物などの発見に役立てようと…まあ、富浦周辺は浅い海なので無くても問題は無いが…

本当は館山湾に入り込むつもりで、アオリイカをメインに考えていたが前半戦のキス釣りが空振り…

何とかイワシの回遊に当り少々のカタクチをゲットするも泳がせの餌にも足りない感じ…



そのうち風が悪くなり、風裏の富浦から出るのもどうかと思う展開になってきた。



しばらくは広範囲を探り歩いたが、時間も少なくなってきた…



そこで、イケス廻りの回遊を期待しつつ流し釣りを開始。



しばらくして、魚探のアラームが鳴りっ放しに…ふと海面を覗き込むと夕まず目前の好時合いらしい。

かなりの数の魚が見えた。魚探には物凄い反応が出てる。『これがベイトの反応か…覚えておこう。』

分かりづらいけど回遊してます

そこから、怒涛の入れ食い状態に。


僕『頑張って、どんどん釣ってごらん』
チビ『わかった。』


この入れ食いは陸っぱりだとなかなか見られないだろうな。多分、本気でやったら一時間で2束は楽に

とれる魚影だ。カタクチとサバの混成でボートを中心に魚が回遊している状態になった。

それでも船が流れると群れからは外れてしまう。どこでも良いって訳でもないようだ。

夕方に近づくにつれ、ボイルのように水面付近まで魚は上がってくる。試しにコマセでも巻こうものなら

池の鯉状態。『こりゃ、すげぇ。いいモノ見せれて良かった…』

ちなみにコマセは1kgしか無いから、すでにほとんど無い。ちなみに釣果のほとんどが巻き餌なしだ。

17時半に着岸すると決めていたので、深追いせず終了。それでも80尾以上の釣果があった。

僕は魚を外したりする合間に釣っていた事を考慮すると半数近くをチビちゃんが釣ったことになる。

貴重な入れ食いを経験させることが出来てよかった。





そして、GWに突入していく…釣行は続く…


  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 20:06Comments(0)釣り

2014年04月21日

今シーズンスタート?

魚の写真の無い釣行記かな?。

はたから見たら『乗り合いのれば?』と一言で片つけられてしまいそうですが。

カートッパーやミニポーターとしての心得みたいな事も書いてみようかと…

まず、何でミニボートを始めたのか?船舶免許は以前から欲しいと思っていました。

ただ、時間が無いとかお金が無いとかタイミングが会わず時間だけが過ぎていきました。

しばらくは釣り自体それほど行かなくなっていました。そんな折り、以前から興味のあった

マグロ・カツオの釣りを始めることに…その為に資金を捻出する努力をすることに…

大物釣りの道具って本当、お金がかかると思います。僕は中古の程度の良いもので揃えていますが

メイン・サブ・予備と揃えたので結果的に新品で1タックル組めるくらい費用がかかりました。

そして、そんなライフスタイルに船舶免許の取得も含まれていきます。仲間の職人さんを巻き込み

一緒に取得する事になりました。仲間の職人さんの知り合いにトレーラーポーターが居ます。

その船を僕も一度、チラッと見ました。マリンモーターのNEOと言うトレーラーボートです。

実は以前からアドベンチャー要素の強い遊びが大好きで、フロートボートなる物を真剣に入手しようと

猛烈に調べた時期があります。なんて言うんですかね、職業柄と言うか大きな工作が大好きで色々な事に

チャレンジする事が多いです。で、毎年マグロ釣りに行く為に、仕事の取り組み方も工夫しつつ費用捻出を

する訳ですが、免許を取れば当然乗り物が欲しくなりますよね?で、ヤフオクをひたすら物色しつつも

トレーラーやカートップについての知識も多少勉強しつつ、自分にあったスタイルの模索をし続けました。

まず『何をするか?』、そして『どんな物が実用できるか?』と言う要素です。

当然、釣りをするんですが『どんな釣りがしたいか?』、これには色々と夢が募ります。

仲間のにわちゃん・みっちゃんが共同で2馬力艇を購入した事も起爆剤でしょう。みっちゃんはかなり以前に

船舶免許は取得していました。が、この人は超めんどくさがりで自分じゃボートの維持なんて絶対に無理な人。

にわちゃんは、一時バストーナメントにもエントリーしていてたので、僕よりボートの扱いに慣れてる。

ただ、船舶免許を取る時間や予算がままならない様で、日々忙しくすごしている。

で、実は三人でアルミボートを所持した事がありました。が、一度も出番なく売却…まあ、名義や書類の問題で

手放したことは正解だったと思います。で、方向性が決まりました。

『海も川も湖も全てこなす船。当然、夜も釣り出来るモノ』、『ウチのチビちゃんと乗れる船』

で、会社の軽で運べる船。当然、面倒くさい手続きの要らないカートップ。船体はFRP、大きさは12ft程度。

で、偶然入手出来たのが愛艇『ユリザベス』ことYAMAHA FISH12 後期モデルでした。

16歳だったか17歳で原付の免許を取って友人のスクーターを無理やり奪い譲り受けた(爆)頃を思い出しました。

で、自分の船として維持を始めて1年を過ぎました。出船回数は12回程度かな?

まだまだ少ない方ですね。まあ、何も付いていない和船ですから改造して使いやすくアレンジするのですが。

自力で夜間航海の設備をつけて、申請もして正規に登録もしました。




で、今回の出船の話です。

最初はチビちゃんと出船する予定でしたので、キスかアジと思っていました。が、前日に発熱…

よって、一人で行くわけですがイカとタイラバかな?そう思っていました。で、準備を全てこなし出発を

するわけですが、昼間に現場でかなり頑張ったので眠たいわけです。で、途中のパーキングで二度仮眠。

でも、この仮眠はかなり重要です。沖に出れば全責任は自分に掛かってきます。まず『安全第一』です。

で、現地の海水浴場に着いたのですが釣り人多数…『投げ釣り大会やってるよ…』

で、色々廻りを見て周り一箇所だけあった『出しやすい場所』を拝借して船を下ろし、荷物をおろし

駐車場まで移動、徒歩で帰ってきて艤装準備です。間違っても、漁港のスロープとかの無断利用はいけません。

人に迷惑を掛けるような出船はいけません。だから、釣り人にも影響ないようにスタートします。



沖に出てGPS魚探を起動。初釣りのポイント目掛けて移動します。が、アタリが皆無。いいスポットに漁師さんの

仕掛けが入っているのもあり、またスタート遅く他の船が浅場に固まっているのもあり、どうせなら色々と

調べてみようと、魚探とにらめっこながら移動を繰り返しますが、反応ナシ…

考えてみたら、まともに魚探使うの初めてだ。






で、浮島周辺を目指します。この時点で、すでに昼過ぎ。イカはあきらめタイラバもやってみましたが

よく理解してないので、よく分からず…魚探の反応見ながら『この魚は何だろう?』って感じで流していきます。

そうなんですよ。遊魚船では無いから全てを自分でやるわけですが、魚探に映った魚の種別なんか分かるわけない。

そんな中、自宅の冷凍庫に少しだけあったコマセ・オキアミで何とかカワハギをゲット。

『そうか。浅場だからこのボトムの反応はカワハギだったんだ。』水深が40mから一気に8mくらいまでに変化が

あり、今後の展開で使えそうです。イナダやカワハギ、アジ、サバもいけるかな?

少し、昼寝をしてみたりもします。漁具の掛かっていない安全な場所で、潮の動かない場所での楽しみです。

ドテラ流しで寝るのって気持ちいいんです。まぁ、五分くらいで目を覚まします。『大丈夫かな?』って。

夕方、五時に沖上がり。上がり時間は自分で決めれます。回りに他の船はもう居ません。

五時半に上陸、撤収です。上陸時と出艇時にドーリーをつけた事で、水没のリスクが激減しました。

緊張の乗り上げ接岸、上陸。楽にこなせる様になりました。

この後の片付け作業がすんなり出来るかが一人出船のポイント。疲れた体で色々なアイテムを駆使しながら撤収。

これが出来ないとその場所は一人エントリーは無理って事。大分、なれましたね。

ただの積み下ろしは5分程度。沖上がりからの潮抜きフルコースでも1時間掛からない程度になりました。

取っ手をつけたり、ドーリーつけたりと工夫の成果ですかね。

今回気が付いたのは、保田の海は反転流がある?と言うことです。上げ潮で沖で流していて、帰り際によった

イカのポイントは逆方向に流れてました。て、事は払い出しのスポットがあるって事?自然って面白いですね。



実は、前回の釣りをアップしませんでした。

前回はボートシーバスを湾奥にて行いました。小雨交じりの中、僕は操船を中心ににわちゃん・ワクイさんと

二人ほど乗せてストラクチャー打ちをやってみました。前半は本命ポイントがダメで、風悪く撤退して入った

安全なエリアにセイゴ・フッコを中心に入れ掛かり状態になりました。二人ともヒットは二桁楽に行ってると

思います。これぞ、シーバスゲームって言う展開でした。船長としては良い点数をもらえたと思います。

場所的にブログにアップするのもどうかと思うのと、サイズも普通でしたからね。

まだまだ発展途上なんですが、もっともっと場数をこなすことでポイントの特性が見えてくると思います。

今年ダメなら、来年の良い時期に条件の合うターゲットを求めて…

シーバス釣りが少し小規模化しつつあり、『自分の釣り』を模索して数年。どうやらスタート地点にたち

スタートを切ることが出来たようです。仲間の職人さんも今年、トレーラーボートを購入しました。

船体は僕のと大差ないですが、定員が一人多いのがいいですね。今後は数艇で釣り大会とか出来るかもしれませんね。

全てを自力でこなすからこそ、そこにある価値観や感動は大きくなるのだと思います。

わざわざ、苦労を呼び込まなくても良い釣りする方法はあるわけです。

でも、僕が進みたい方向はマルチアングラーですから、当然色々な釣りを経験してみたいわけです。

それをウチのチビちゃんに受け継ぐのが、僕の役目だと思います。

いずれは乗り合いも多数併用したいですが、それは次のステップです。まだまだ初心者。

もっと、出せる場所やターゲットとなる魚、そして釣り道具の特性についても勉強が必要です。

マンネリ化していた、自分の世界が一気に変わった気がします。

将来、もっとオープンな海になっているとすばらしいと思っています。その為に出来ることは小さいですが

無茶はしない、人に迷惑を掛けない、モラルある釣り人でありポーターでありたいと思います。

まぁ、ぶっちゃけ色々やってますが良くない事は極力アップしませんので。


  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 22:53Comments(0)釣り

2014年03月24日

あまくないなぁ…

先日、関東地方で春一番が観測されました。ちょっと、タイトに叩き過ぎとは思いましたが

間髪入れずに3月19日、仕事を定時に切り上げて川崎へ向かいました。

現地スタートは20時少し前。特にボイルも無く静けさが漂うシャローです。

開始早々に小さいバイトはありました。が、ここぞと言う場所から反応はありません…

『叩き過ぎだな…まだ、群れの回遊は無いのかも…?』色々と投げ込みました。

ロッドはベイアームを使用。キャストはいい場所に吸い込まれています。でも、反応無し…

潮の効きも期待したほど良くない状況です。45分ほど投げて見切ることにしました。

干満時差でこの時間から引き返せば、まだ地元河川の時合いに間に合うかも知れないからです。

昨日、にわちゃんからの情報でスズキクラスがゲットされたと知りシーズン開幕を感じさせられ

とりあえず、状況を見に行くつもりでした。ルアーは川崎仕様に少しミノーを追加、あとボトム用を

何個か持参してきました。ロッドもFoojin go レッドラインバーバリアンを持参。

地元河川に到着しキャスト開始。丁度、下げが効き始めた感じです。

しばらくして単発ボイルを確認。何とか射程圏内です。ただ、反応がすこぶる悪く例によって

泳ぎに反応しないデッドパターンっぽい感じ…ナイトレイド80を沈まないギリギリのテンションスロー

で水面直下を流してみます。やっとこさヒット!!この釣りのキモはルアーを潜らせない事にあります。

ナイトレイド80も淡水で止めて放置するとゆっくり沈んでいきます。これを川の流れに乗せ沈ませない

ギリギリのところを探っていきます。ほっとけ流しの応用版みたいなもんですかね。

ハンマーの7㎝あたりを使えればいいのですが、飛距離が微妙なのと希少価値性を考慮すると

ナイトレイドあたりが無難です。97Fも投げましたが、何故かこっちは無反応。サイズとレンジかな?

キャッチした魚は45㎝くらい?フロント・テールのダブルフックでした。スローな釣りはこんな感じの

ヒットが多いですね。





しばらくして、沖目にボイルが出だしました。が、例によって届きません…

いや、届くんですよ。ただ、デカイ、重いルアーに反応しないから、結果釣れません。

その証拠に、打ち込むとボイルが沈みますからね…ベイトに狂いまくってる訳ではないようです。

平日釣行と言うこともあり、23時頃終了しました。

この魚はボートで釣れるんですが、せっかくだからフットコン着けたあとのテストにとっておきましょ。

これら、もしかしたらポッパーに出ないかな?と、もくろんでおります。

  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 16:08Comments(0)釣り

2014年03月18日

今期スタート


正月休みにボートでイカ釣りに出て以来の釣行ですね。

毎年、この時期になると通う場所があります。川崎某所、シャローがある場所です。

ここはバチ抜け狙いで毎年入っているのですが、近年は良いタイミングにあたりません。

ただボートなども始めてみて分かりましたが、この場所、実は結構な穴場かも知れません。

魚が一時的に足を止めるだけのストラクチャーがあり、少しでも回遊があれば残った魚と

遊ぶことが出来る確立が高いからです。水深は浅く、勝負も早い。群れが居なくても

ストラクチャーなどから安定して5~6尾はヒットが見込めます。ただ、闇雲に投げても釣れません。

魚が着く場所がしっかりあって、この周辺をしっかりキャストして攻めないとヒットはありません。

潮通しは決して良くは無いかも知れません。しかし、潮流のタイミングや風の影響で出来る

『早い流れのチャンネル』を見つけられれば、その周辺がホットスポットと変化します。

今回の釣行では、最近購入したロッドを2本持ち込んでみました。1本はAirMarkのBayArm。

僕が所有するモデルはBAS608RF4。いわゆるスピニングの基本モデルです。この竿はボート用にと

買い求めました。6.5フィートと言う長さはバスロッドと変わらず。ルアーウェイトも7~16gと言う

一般的なミノープラグ等を投げ込むには最適のモデルです。もう1本は、昔欲しくて手に入らず

今はそのメーカーすら存在していない?Tifa SWELLS OS-730 WANGAN。

そう、オーシャンサイド ワンガンです。2本のロッドをしっかり比較できました。

まずは、ベイアームから…キャストはドンピシャで決まります。リールはステラC3000を使用。

ルアーはナイトレイド。数投のキャストで感触をなじませたら、本命の筋へ…反応なし…

今度は護岸沿いへピンキャスト。ピタッと10cm手前に落ちるルアーに『ニヤリ』。

キャストが飛びぬけて上手くなった気がします(笑)。自分の体に合っているのでしょうね。

そこにヒット。小さそうでも、初物なんで慎重に。あがってきたのはコッパセイゴ。




更にキャストを続けていくと、今度は普通のヒット。40cm程度。




ここで、今度はワンガンに持ち替え。こちらもキャストはしやすいが、ベイアームが相性良すぎた。

でも、ナイトレイドで色違い投げても反応薄い。そこで一旦、ルアーをヤルキバに変更。

護岸にタイトに落とし、ナチュラルスローで誘う。するとヒット。40cmくらいか。




やや、柔らかめの特性から多少ラフに扱ってもバレる気はしない。今日の掛かる魚の共通点は

スローな誘いにフロント・テールのダブルフックになりやすい。ただ、掛りは浅いからすぐに外れる。

このあと、ナイトレイドでコッパを1尾追加してベイアームに持ち替えた。川崎上がりで一箇所入る予定

で、そこはワンガンくらいの長さが丁度いい。よって、今はベイアームを堪能しようと思う。

ベイアームとナイトレイドの組み合わせで、拾い釣りをしていく。結果的に1時間程度で5Hit5Get。








サイズは40位ばかり。ただ、ファイト中に感じたのはティップから胴、バットまで曲がるのに段階があり

非常に分かりやすい。これ以上、無理すると身切れするとかリーダーが根ズレしながらも、まだ大丈夫とか

ロッドから帰ってくる情報量が非常に多い。これは、非常にありがたく楽しい。一度、思いっきり根ズレ

されたが、そこから多少強引ながらも引き離してドラグを使いつつも竿がプラスアルファの余力を見せる。

魚のサイズが小さいから『何、かっこつけてんだ』と思われそうだが、キャッチしてからリーダーを

引っ張ったらあっさり切れた。つまりブレイクする直前までコントロールしやすく、あとすこしで切れるぞ

とロッドからの警告がしっかり伝わってくるのだ。最後にヒットした魚は、試しにバレるような扱いしたら

ちゃんと身切れでバレた。意図的にコントロール出来る範囲がすこぶる広い。キャスティビリティーも高く

申し分ない。ぶっちゃけ、ワンガン買わなくても良かったぞ…これ1本でかなり対応できちゃう。

まぁ、逆にエギング的な使い方にはワンガンがあってるかも…釣り物やポイントで使い分けだな。

で、帰りに湾奥シークレットポイントでワンガン穴打ちを試しましたが2バイトのみ…

ここは、ベイアームでよかった…

春一番が吹き、濁りが入ったときが多分本当のスーパーチャンスかも?うまく、タイミングに会えばいいが…


  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 00:50Comments(0)釣り

2014年03月10日

車両入替えにつき、出船できません。

30日以上放置すると、広告が入るんですね。

現在、カートップに使用していた会社の軽バンが入替えの為、車がありません。

飛び石とかでガラスが割れていたりとか、どっかから雨漏りしてるとか、色々ありましたけど

良い車でした、クリッパーバン。

次もクリッパーバンですが、OEM先が三菱からスズキに変わり車体自体の作りも換わります。

よってルーフキャリアとかが変更になるので、しばらくは車つくりからのスタートですね。

しかも、メンテナンスリースとの事で好きなことが出来ない状態と…

まぁ、ボートは乗せちゃいますけどね。

今後は少し綺麗に使っていこうと思います。

一つだけありがたいのは、車体にしっかりしたレインガーターが付くこと。これの有無でボートを載せる

カートッパーは使い勝手が左右される。前のクリッパーはその辺が少々、不満であった。

まぁ、車が来るまで少し時間が掛かるらしい。気長に待つとしようか。

  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 19:14Comments(0)バイク・車雑記

2014年02月05日

今更ながらの初釣りの話

初釣りの話などです。

魚探を購入しました。



ホンデックス PS501CN GPS搭載のポータブルモデルです。

早速、こいつを実装して川崎あたりで年末にテスト釣行するつもりでした。

ところが我が愛艇は富津水没事件以来、電装系にトラブルを抱えてしまいました。

昨年11月に川崎でペンキ屋のマサヤ君の為に出船した時も灯火が不調で船体側のスイッチを

経由せずに直結で最低限の灯火だけつけていた状態でした。



暮も押し迫った30日。現場の忘年会で焼肉を食べ、その後に準備に向かう予定でした。

が、結局外に出る気力も失せ年明けの2日の夜に翌々日の準備も含めて、船を積みにいきがてら

船体側のチェックもしました。この時はなかなか、原因がわからず結果的にほぼ全てのハーネスを

船体から抜きかけてヒューズトラブル?と考えました。どの道、2日の夜には出せない状況です。

3日の昼前から自宅ドックにて全てのハーネスを確認。すると原因はヒューズのみならず、水没した

スイッチもほぼ全滅していることが分かりました。結果的にスイッチ回路から全て作り直す事に…

この機会にと、改良を何点か加えて終日船体メンテナンスに明け暮れました。

4日は朝から保田です。イカ狙いでニワ号と我が艇の2艇でイカ釣り会となりました。

天気予報や波予報、風予報が外れたのか意外なほどの凪で非常にいい感じです。

早速、魚探を起動。水深20mラインあたりを重点に探っていきます。

今回の乗船者はみっちゃん。ニワ号はワクイさん。計4名。

みっちゃんは直ぐにアタリを連発。ヒットするも、巻上げ時に離れてしまう。

このやり取り見ててピンときた。ボートエギングなので中錘シンカーをつけてボトムをとっている。

みっちゃんのリールはメンテ悪くドラグが出ない上、糸も太い。バラシは錘の自重でロッドから

テンションが消える瞬間に起こっている。当然、この手のやり取りは得意だ。

僕にもヒット。ドラグを緩めながらも、ゴリ巻き気味に…ただ、竿先のテンションはキープ。

水面で大量の噴射攻撃を間一髪かわしたとこでネットイン。



いいサイズの雷イカです。その後もヒットしてバレたりと、一進一退の攻防戦は続きます。

ここでGPS機能を活用してみます。先ほど釣れた場所が一番条件が良かったと思われました。

そこで、プロットしたさっきのポイントを流す様に攻めて見ました。

答えは早い。まあまあいいサイズと分かるヒット。最初、根掛かりと思っていたものが移動しました。

これもゴリ巻き気味でキャッチ。みっちゃんがタモですくった瞬間こちらにタモごと投げました。

同時に墨噴射。『うぎゃー!!マジか?!』わざとやりやがったな、チクショウめ。



おかげでこいつは終始、墨まみれでパッキングとなりました。あと、カワハギをイソメで釣ったりして



夕方、早めに帰着接岸。ニワ艇を待ちつつ片付けを始めました。



今回、使用したエギは所謂ワゴン物。100円前後で市販しているものです。それに10号シンカー。

釣り方はいたって簡単で、ボトム着底後にリフトフォールな操作だけです。しゃくったりとかしてません。

ただ、イカの居るエリアより深い場所はアタリ無く結構ピンスポットで集まっているようでした。




あと後日、家族で屋内釣堀なども行って見ました。たまたま、Fimoのニコ生に当ったようで…







まあ、楽しめましたが直ぐ帰るつもりで時間券で延長したため高くつきました…


  
Posted by 魚と遊ぼう。 at 20:13Comments(0)釣り