永い永い短い夏の始まり?

魚と遊ぼう。

2015年08月14日 15:56

今年でマグロ釣りを始めて4年目に突入した。



デビューイヤーは大磯 邦丸さんを基準に手探りでの釣行。

が、僕はタイミングを外した悪い状況で乗り続けていた…

鳥山は愚か、ナブラもほとんど見かけない状況を三回程…そして、小田原 平安丸さんへスイッチ

このとき友人のにわちゃんを無理やり連れて行った。シイラがヒットしたりと、まあ何も無いよりはマシな感じ。



そして2012年10月13日。最初のターニングポイント。この日は邦丸さんにエントリー。

ただ、いつもと違うのは開始早々にミヨシにて大規模な鳥山に遭遇できたこと。そして2投目にヒット。

無事にイワシ団子から9.4kgのキメジをキャッチ。ファーストフィッシュだった。船中10キロ無いのが2本。



翌年はミニボートを購入した為、一度きりの釣行になってしまった。

この時は、小田原 平安丸さん。良いタイミングにライントラブルでミヨシを降り、その時が最大のチャンスだった。

同船した女性にヒット。これはこれで良い勉強をさせてもらった。僕は2.2kgのカツオをゲット。



お土産に釣れたキハダの一部もいただいた。船中20キロクラス2本。

そして、3年目の2014シーズン。最初はシーズン前の邦丸さんにて仕立てシイラでスタート。も、シイラすら開幕してない

状況で1ヒット1バラシ。シイラは僕のこのヒットのみ…この時に近日、乗り合いに乗船予定と告げてきた。

そして、その2週間後くらいに邦丸さんにてクルージングを…

シーズン開幕直前あたりだったか、平安丸さんにて乗船。この時はシイラにてトレーニングが出来た。

そして仕立てシイラも入れれば8回目のチャレンジ。運命の2014年7月12日。

この数日前に台風が関東を通過。船宿は時化休み。だが、大型船を多く所有する平塚 庄三郎丸さんは予約無しで受け付けると…

この最高のタイミングに僕は初めて庄三郎丸さんに乗り込んだ。

この時、出船してすぐにソナーに映る魚にキャストしていた際に、僕のロッドにドラム缶のようなアタリ!!

同時にラインは竿を曲げる事無く切れ、ナナツボシをロスト…この事を僕は黙っていた…

そして、僕がローテでミヨシにあがったタイミングで最高の鳥山にぶつかった。

そこからハルシコにて20kg(ワタヌキ)をゲット出来た。初めてまともなキハダに出会った瞬間だった。



その後、庄三郎丸、平安丸と乗り継いでシーズンを終了。ここまで乗船通産10回。

そして、2015年。今年は昨年末からの新築現場のおかげで、6月中旬まで休みが自由に取れなかった…

ゴールデンウィークにミニボートでナイトシーバスからのデーゲームの餌釣りなど、色々と少ないながらも釣行

しつつ、夏が来るのを虎視眈々と見据えていた。まずはシイラ船。



ここで順調にシイラを釣り、今年は物凄くシイラが多くて高活性だと感じ取る。そしてベイトが少ない事も…

今年、二回目の釣行。丁度、一群れ入ったあたりだろうか?そこで物凄い高活性のキハダの小さな群れに遭遇。

ローデッドのフローティングに何度もアタックする姿を目に焼き付けた。

実は思う事があった。今までヒットも少ないがバラした記憶も無い。ラインブレイクはサメかも知れないし

ファイトすらしていないのだから、ヒットに入らない。『そろそろ、しでかすかもなぁ…』

そして今回もライントラブルでミヨシを降りたときに隣の方にヒット。15~16kg位だったか?

そして、最後の30分。ここで、ミヨシに戻った僕にひとつの試練が訪れる。とあるボイルに出くわした直後。

魚は沈み、誘い出しを続行する展開。廻りは皆、トップで誘い出す。ベイトの気配も無い事から僕はハルシコで

少し下のレンジを探ってみた。あきらめムードが漂い、そして猛烈な睡魔にも襲われた…

そんな時、突然ひったくるようなアタリ…そして、一気にドラグが出た。『はっ!!』と我に返るも合わせをしっかり

入れる事を忘れ、先にギンバルに手を掛けた。その瞬間に糸ふけが…『あーっ!!』・・・・・・

そこにはテンションの無いラインとルアーのみが…この時は悔しさよりも『廻りが掛けていない時に掛けた』と言う

変な優越感があった。しかし、冷静に考えると今まで五回釣行で一回の大チャンスである事に気づき、このまま

今シーズンを終えてしまうのでは?と言う不安がよぎる。元々、年間に平均五回乗船なのだから年一匹だ。

下船帰宅後にルアーの増強を図った。まずは、ローデッドのフローティングの購入。そして、在庫余力のある

ガストンT2のフック交換。よりバランスが出るように調整した。更にGT γを検証して『立ち姿勢からのダイビング』の

研究も…ローカルスタンダード ダイブベイトはもって居ないが、ネットの動画などを検証。

そして、ハンドメイドにて浮きペンシルを試作してみた。これで、少しこの手のルアーの特性を理解し始める。



今年のテーマのひとつに『誘い出しの習得』がある。ローデッドのショートストロークな泳ぎを見て、僕も手持ちの

ルアーの補強を図ったのだ。T2の175はローデッドと同じ様な使い方。そしてT2の190はロングジャークに…

フックバランスを調整したのは正解だったのだが、この後はいわゆる『チャンスの無い期間』に突入する。

平安丸さんに乗り込み、ミヨシからメーターオーバーシイラのキャッチを成功させたが、これは仮想マグロファイトだ。

睡魔に負けずに合わせを叩き込む事、そして時間いっぱい最後まで決してあきらめない事を体に刻み込んだ。

珍しく連休で、仲間から声が掛かり連日乗り合いに乗ることに…この時、『チャンスの無い期間』と分かっていて

モチベーションを保つ為にとロッドを新たに購入した。ダイコー スカウトスナイパー88Hである。

そして、庄三郎丸さんより今年四回目、通産14回目。この回もチャンスは無かった…






段々と休みのタイミングが変則になる。まずは休日が全て出勤に変わった。そして平日もキツいハードワーク。

ただ、肉体労働がきついが現場の責任者は会社の後輩である。重要なタイミングさえ外さなければ休みは取れる。

有給休暇が毎年消化できずに消えている現状、ここは遠慮などしない。『金の続く限り出よう。』そう自分に誓う。

そして、いつもと違うタイミングの月曜日。建設業界は月曜は周始めであり段取りの為、休みづらいのが通例。

でも、同じ行動の連続、繰り返しの状態で休んでも影響は無いと判断した。実はこの直前だか直後に大磯 邦丸さんに

乗り合い予約を入れたが、状況の考慮で出船中止を食らってしまう。そして、この回の乗り合いは大ギャンブルに

打って出た船長に天晴れと言いたい。掛かれば大物、居なければ一日が終了と言う展開だった。掛けは負けてしまった。

そして僕の頭の中に色々な考えがめぐり始める。『そろそろ中休みしてマイボートだすかな?』

マグロ出陣を決定し休みの段取りに入った前夜にカミサンから『今回は釣れる気がする』と言われた。

そんな甘くないよ…と返すもこの言葉をこの後、実感するとは予想もしていなかった。

そして、そんななか訪れた2015年8月5日。コマセ船が開始して海の状況は混雑を極め始めた時期。本当は某シイラハンターが乗船する

平塚からの出船を計画してみた。が、大きな心のしこりがひとつある。『どうせなら平安丸のてっちゃん船で捕りたい…』

そして最大の幸運に恵まれた。予約して平安丸に乗船するとハイシーズンにも関らず6人と言う仕立て状態。



そして乗船後、出航した直後に二人のアングラーの存在に気が付いた。普段着では分からなかったが見覚えのある顔。

プロショップMOGIの里見店長と萬葉ベイツの使い手、チーム平安丸の一員 山木さんの姿であった。

そして、出船してすぐにミヨシの右舷側、里見さんにヒットチャンス。何回もあたってして外れを繰り返しヒット。



27kgの立派なキハダ。ルアーはKLL 60γ。そしてまた今回も僕はライントラブルでミヨシを降りていた。『つくづくだな…』

その後、ローテした後もチャンスは続く。今度は山木さん。余裕のファイトで25kgをキャッチ。



この間にγKLLと萬葉のアクションを観察させてもらった。僕が今出来ること。それまで迷いがありシンキングをつけていたが

ここでルアーを変更。全てのロッドにフローティング、しかも普段使わない物も…ただ、T2に関してはセッティングを出して

持参したつもりだった。そして、再びミヨシに…時間は正午を過ぎ残り時間が少なくなってきた。

『最後まであきらめない…』そんな意思とは裏腹に猛烈な睡魔が…そして、最大のチャンスの場面が訪れた。

小規模ボイルにつけた船、その直後に後ろから哲郎船長の怒号にも似た声が…『マンタ、マンタ!!』

ミヨシの左舷に居た僕は左に居た大きなマンタをしっかり確認できた。この右側に3投目をキャスト!!…が睡魔のあまりに着水点を

見失っていた…ただ、ラインはマンタの右をしっかり捕らえている。僕はウトウトしながらも小さなロングジャーク気味に

誘い、ステイと繰り返した。フライングブリッジの声など耳に入らない状態。うたた寝ウトウトジャークを繰り返す。

この時、僕のT2にはすさまじいキハダのアタックが有ったらしい…

『ドカンッ!!』と衝撃、そして一気に出るドラグ。それと前後するくらいで体がとっさに合わせを入れていた。

後ろから山木さんの『あわせてーっ!!あわせてーっ!!』の声。ハッと我に返り、更に追い合わせ。ドラグを一気に吐き出し魚は

同の間を過ぎて後ろに走る。女性アングラーとクロスしていたのでミヨシから同の間に降りる際にあわてて転げ落ちた。

幸運にもバランスを崩した程度で竿にも重量感は残っていた。ここからは山木さんと里見さんの的確なアドバイスですんなりキャッチ。





23kgのキハダ。この後、船は大きなチャンスにも然程恵まれず…『良かった…』物凄い安堵感と共に女の感は恐ろしいと直感。

なんで、ウチの嫁さんはこの事態を感じ取ったのだろうか?非常に恐ろしい…今期6回目、通産16回目の釣行だった。

バイトシーンは見れなかったが、ひとつの答えが見つかった。誘い出し、少しずつだけど習得できるかも知れない…

そして、もっとそれぞれのルアーを『生かせる』動かし方とセッティングを研究する必要がある。

今回少し使ったが、ロデオ125?はセッティングが合ってない。つくづくそう感じた。

今年はあと何回行くか未定だが秋にまた新築物件を抱えているので、然程は回数は伸びない気がするが…

タックルデータ

ロッド CB-ONE VF9012ER スタンドアップツナ
リール 01ステラSW8000HG
ライン キャスタウェイ モンスターバトル#4
リーダー ナイロン100lb

ロッド ダイコー スカウトスナイパーS88H
リール 01ステラSW8000PG
ライン キャスタウェイ モンスターバトル#4
リーダー ナイロン100lb

ロッド ダイコー サザンクロススティック 76MH
リール 01ステラSW10000HG
ライン キャスタウェイ#5
リーダー ナイロン130lb

ルアー ガストンT2 190と175
ハルシコ60
    ボラドール170F
オシア別注ヒラマサ170F
ローデッド140F
ロデオ125
その他


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